日別アーカイブ: 2019年3月4日

インプラント症例数

電話にて、

インプラントメーカーに、

インプラントを発注したら、

先生ところは

ズッとインプラントの発注ペースが

そのままですね!

どうしてですか?

そんな台詞に、

私の方が?

私の中で、

インプラント、ブリッジ、入れ歯の

適応選択は結論が出ています。

歯を失った部分の修復治療に、

インプラントを第1選択してはいません。

でも、

インプラントの症例数が変わらないのは、

それだけ初診の患者さんが多いってことです。

が、

初診が多いって言っても、

全ての患者さんを、

お引き受けする訳ではありません。

私は器用に生きられませんから。

先日、

某歯科医院でお勤めの歯科助手のお嬢さんが、

履歴書を手にお越しになりました。

一目で、

良い人材だと。

で、

私は本気で申し上げたのです。

是非に、

歯科衛生士学校へと進学され、

歯科衛生士免許を取得なさいと。

私の診療所の自己都合からすれば、

即戦力として直ぐに欲しい方でした。

でも、

だからこそ、

進学をお勧めしたのです。

今、

自分が欲することを1番に優先するよりも、

目の前の方の

将来への一助と為すこと。

そのような考え方を

歯科医学から学びました。

私は広告をしてません。

電話帳にも載せてません。

でも、

患者さんは、

私を探して来てくださいます。

そのノウハウなどありません。

ただただ歯科医学が好きで・好きで。

その匂いが放たれているのかもしれませんね。

 

 

DNA

日曜日の昼下がり、

院長室で書き物をしています。

部屋の真ん中に置いたデスクの

向かい側の壁際の、

もう1つの机に向かって、

期末試験を明日からむかえる

中学2年の娘がテキストと格闘している様子を

時々、

眺めています。

少女から青春期への移行期の気配に、

しばしば当時の自分と重ねて観るのです。

エネルギー効率の悪い時代が、

当時の私だったと事後評価しています。

将来への不安と、

現状へのやるせなさ。

今の若い奴はと云う

大それた台詞など

私には言う資格はありません。

難しい症例を

次々と。

そういう今を

ありがたいことだと思っています。

で、

横の娘は、

近代の世界史と日本史。

理科は磁力と電気。

捻り鉢巻きで、

よくも3学期すべての範囲を

3日で仕上ようという

凄まじい度胸。

数日前に、

娘から教科書と参考書を

手渡されて、

頁を前に、

う~ん・と唸る私。

しかし単細胞なる私は、

仕事のあとに、

おもしろ・可笑しく解説し、

やっと娘は問題集に取り組む始末となった塩梅。

直前までギリギリ手をつけない質は、

間違いなく私のDNA由縁です。

かく言う私も、

急ぎ書き物を。