22年前に、
治療が終了した患者さんです。
左下奥歯部分のインプラント修復です。
ブローネマルク・システム・インプラントを
2回法にて、
術者可撤式の連結したメタル・ボンド・クラウン修復しました。
昨日の夕刻に、
急患にて診察しました。
少し、
クラウン修復が動くような感じが?と。
拝見しつつ、
クラウン修復くん、
長い間、
働いてくれてありがとう。
そんな気持ちになるほどに、
クラウン修復は噛みしめに
持ち堪えてくれたんでしょう。
セラミックは磨り減り、
風雪に耐えた建築物の様相です。
クラウンを留めるネジを緩めます。
アラアラ、
ネジが見事に折れてます。
アバットメント・スクリューは無事です。
クラウンをアバットメントに連結する
ゴールド・スクリューの折れた残りが、
孔の中に見えます。
クラウン修復した時と、
現在に至る22年の間に、
歯が磨り減り、
噛み合わせ状況が変わっての
今の様相です。
メンテナンスの際の、
チョッとした、
噛み合わせ調整が大切なのは、
こういう事からも、
理解して頂ける事でしょう。
この症例ですか?
再度、
来院して頂きます。
気合いを入れる準備を
私自身が整えるんですよ。
で、
探針1本にて、
逆回転させるんです。
クラウン修復は、
そのまま、
使う積もりです。