月別アーカイブ: 2018年8月

父息子

息子が突然、

夜も9時を回った頃に、

自宅に帰ってきました。

私のブログからの引越の記事を観て、

電話ではそのような会話をしてませんでしたので、

何事かと驚いての帰宅だったようです。

トランクスとTシャツ姿で、

大きなテーブルで書き物をしている私を観て、

父ちゃん、どうしたんや!

飯食ってないんじゃない!

眠ってないやろ?

ガリガリになって!

死ぬぞ!

今の私は鬼のように一筋で

仕事に没頭しています。

女家族には、

絶対に判らないでしょう。

何故、今、私が命をかけてまで

歯の仕事にぶつかって行ってるのかは。

仕事を中断し、

息子の話しを

ジャックダニエルを片手に、

ズッと聞いていました。

こういう時に、

私は自分の置かれた近況を一切

息子に言わなくなりました。

それは、

息子が大人の男になったからです。

私も息子も、

他人の悪口、噂など全く口にしなくなりました。

男同士は、

黙ってても判るモノです。

昔、

息子中学の頃、

ガラスが割れるほど、

血が流れるほどの、

殴り合いの喧嘩を

しばしばしました。

近所から、

警察を呼ばれた事もありました。

暴力はイケマセンが、

私は家族に対しては、

身体全体でぶつかってきました。

情熱です。

強い愛情があるからです。

息子は私の血を強く受け継いでいます。

そう信じて、

甘やかし、

一方で、

鉄拳で、

またある時からは、

黙って見守ってきました。

もう大丈夫のようです。

これから、

私には向かい風が吹き付けるでしょう。

でも、

若い時分から、

頭を下げて、

歯を食いしばって、

耐えて、

力をつける努力をしてきた経験があります。

私も大丈夫だと、

そう息子に伝えました。

 

患者さんとの関わり

随分と昔の話しですけど。

私の嫌がることばかり、

知ってて、

強行する人がいました。

私の欠点探しが、

生き甲斐のように、

新たに見つけては指摘し、

そうでない時には、

過去を掘り出して、

私を批判したり、

無視する態度採る人がいました。

仕事のように嫌がることばかりで

私を責めていました。

離れれば良かったのですが、

洗脳されていたのでしょう。

その人は、

私が離れることは絶対にないと云う

確かな確信があったのだと思います。

が、

その人にとっては普通のことでも、

私にとっては、

絶対に許せない地雷を、

そうとも知らず、

のうのうと踏んだのです。

私は一切の関わりを絶ちました。

思い出すことも、

ほとんどありません。

暴言と無視という

最強の暴力に耐えれた自分が不思議でなりません。

生きてゆくには、

それなりの苦労はつきまといますが、

して良い苦労と、

してはならない苦労があることも、

後から判りました。

今では、

穏やかに暮らしている自分の

その時の決断は正しかったと思います。

患者さんからの相談も多い仕事です。

私は昔話を交えて、

そんな会話から、

患者さんとの関わりを強めています。

大文字

京都からの患者さんとの一時。

もうすぐ送り火ですね。

そんな会話から、

なぜ大文字なんでしょう?

と問う私。

先生ね、

大という文字はね、

人が一筋に生ききるという意味合いでね。

一筋に生ききるとは、

仕事一筋に生きるということ。

私が此処まで

通ってきたのは、

あぁ、この方は生ききってはると、

そう感じて、

その成長を観てきた積もり。

そうです。

私は患者さんに成長させて頂きながら、

歯科医師人生を歩んでいます。

歯肉を読む

患者さんのメンテナンスの際、

必ず、

する事があります。

大拡大のルーペ、

歯科衛生士さんが使う2倍程度のモノではありません。

最低でも8倍の大拡大視野で、

歯肉をシゴクような手つきで、

ポケットからの滲出液の性状を

確認するのです。

一般の方はご存じないかもしれません。

歯の周囲を取り囲む歯肉の

所謂ポケット部分から、

歯肉と歯槽骨の活きている証、

老廃物が、

滲出液という形で

ジワジワと、

出てるんです。

チョッと診ただけでは確認できません。

もう何十年と、

私は継続して診てきました。

インプラントと歯では全く違った

色と質の滲出液が出ています。

インプラントの種類によっても違います。

また、

患者さんの、

その時々の体調や、

病気の予兆の際にも

大きな診断の助けとなるのですよ。

折角のメンテナンスです。

シッカリと、

全方向から診させて頂きます。

引越

本来であれば、

涼しいうちに犬の散歩に付き合い、

テレビを観ながら、

教会へ行く準備を。

そんな日曜日の今頃なのですが。

自宅から引越することにしたのです。

そう。

診療所の1階に自宅を移すことにしたのです。

診療所の1階フロアーは、

とてもとても広いので、

家人の店の部分を別にしても、

まだまだ奥は広いんです。

キッチンも全部ありますから。

ちょっとした合間でも、

1階に降りれば、

犬の顔が見えますから。

今の自宅ですか?

想像を絶するほどの沢山の蔵書。

後は忽ちは使用しない機械や器材の保管。

それと、

私の研究スペースです。

私はしばしば、

海や沼、湖、池などの湿地帯へと出かけます。

微生物の採集のためです。

持って帰るまでの処理が大変なんですよ。

温度、湿度、もっと厳しい環境下で

ラボまで持ち帰るのです。

そうなんです。

だからキャンピングカーを使うのです。

キャンプでバーベキューなんか興味ありませんから。

持ち帰った微生物で、

私はコツコツと研究をしています。

虫歯制御の研究です。

まぁ、歯一色の生活ですから。

私的には幸せなんですよ。

今の自宅は、

三枝デンタルオフィスの研究ラボとして、

これから、

面白い成果を出してくれるでしょう。

ホームページの魔法

ご商売をなさっておられる方なら、

誰でも御存知な、

当たり前のことナンですけれども、

インターネットでの検索において、

ホームページを上位にキープするためには、

専門業者に高い費用を支払って、

小細工をお願いしなければなりません。

また、

広告業者に対して。

月々に何万円も支払って、

〇〇治療検索サイトに

広告として、

自分ちのホームページを紹介して貰う訳です。

ある時、

私は、

こういう小細工に対して、

大いなる疑問を持ちました。

自主努力の精神に反したのです。

キッカケは、

ある業者の誘いにのって、

〇〇検索サイトに登録したのです。

月々の費用は、

凡そ3万円少々だったと思います。

その当日ですよ!

私の診療所への書き込み欄に、

来てもいないサクラの患者さんが、

ベタ誉めのコメントを、

幾つも!

掲載しているんです。

観て、

仰け反りました。

ウソやないか!

即座に解約の電話をいれて、

他の検索サイトの業者に対しても、

診療所の名前一切を掲載することに

拒絶の姿勢を示したのです。

私のホームページは、

【高松市インプラント】と検索すると、

必ず最初のページに

掲載されています。

幾ら支払っているのかって?

全く支払っておりません。

私のホームページのブログの更新頻度を

どうかご確認してみて下さい。

私のブログは、

今から11年前に遡ること、

現日本歯科大学の藤井学部長が、

教務部長の時代に、

三枝さん、ブログ始めて下さい。

学生たちが、

三枝さんの話しを聴きたがっていますから。

素直を絵に書いたような私は、

早速に、

タブレットを購入し、

機械オンチの私でさへも

簡単操作できるようにと、

家人に設定して貰い、

バカチョン・カメラのような気分で、

今でも、

そうですよ。

画面を右中指1本で、

そりゃー、

これだけ長年続けてますから、

眼にも見えないほどの早技で、

ブログを綴っています。

その積み重ねの強さは、

金の力では、

到底、

倒せるモノではありません。

このホームページのマジックについて、

私は本当に詳しくなりました。

ですから今では、

余所のホームページを観て、

オッ!

ここは今は患者さんが来なくて焦ってやがる!

ほぉ~!

ここは毎月10何万円コースかいな!

水槽の中の金魚を鑑賞する気持ちで、

業者に食い物にされている様を

眺めているのです。

歯医者は腕が勝負の見せ所です。

他力本願で、

患者さんを集めようなんて、

だから歯医者は世間から馬鹿にされるんですよ。

 

インプラントばかり薦める前に

インプラント治療は、

歯を失った部分に行う治療です。

歯科医師、患者さんともに、

とても有意義な治療です。

が、

何よりも大切なことは、

歯を失うことのないように、

患者さんへの

口腔衛生管理の大切さの啓蒙活動を徹底し、

加えて、

歯を保存する治療方法の積極的な活用です。

写真は、

ラバーダム防湿下にて、

虫歯部分を削った際の所見です。

白い部分が歯の表面を被っているエナメル質。

大きな穴の黄色い処が象牙質です。

虫歯は完全に除去しました。

この新鮮な露出した象牙質に、

唾液が被ったならば、

綺麗な象牙質は唾液中の細菌によって被われてしまいます。

で、

その上から詰め物?

こういう処から、

治療した部分から、

更に歯が悪化するのです。

隣り合わせの沢山の金属の詰め物。

歯と詰め物の間には、

段差や隙間が見えます。

本来であれば、

ピタッと適合し、

境目など判別できません。

これらは、

虫歯製造機、

あるいは、

虫歯貯蔵庫とも言えるでしょう。

歯科医師は本来は、

細かな作業が得意で、

精密さを競い合う類いのモノなのですが。

この程度の認識不足と技量の持ち主の専門が

インプラント!

歯科治療は歯科医師免許を保有する者なら

ただ出来ますよ!

というだけのモノ。

車の免許と同じです。

修学期間も6年でしかありません。

コレが、

野球なら?

ジャイアンツの1軍に6年でなれるでしょうか?

プロの基準は、

歯科医師なんかよりも、

プロ野球選手の方が、

もっと、もっと厳しいですよ。

 

 

顎関節症の治療

顎が痛いのもツラいですし、

口が大きく開けられないのも、

コレもツラいですよね。

でも、

耳が聴こえ難くくなるとか、

頭痛、

額や頭皮辺りの鈍痛などなど。

顎の関節の位置異常から起こる

さまざまな関節周囲の組織の異常は

患者さんを大きく苦しませるのです。

精神的にも、

そんな怖い病気なんです。

検査の際には、

放射線科に依頼して、

顎関節のMRIを撮影し、

その画像と、

噛み合わせの検査から、

治療方法を決定する訳です。

治療の要所、要所で、

このように治療に誤りがないか?

注意を払って、

毎回、毎回、

そんな処です。

顎関節症の治療について

日本歯科大学新潟生命歯学部には

顎関節症の治療の大家が居られます。

歯科補綴学教室第1講座教授の小出馨先生です。

面白いのは、

小出馨理論は、

日本顎関節症学会の治療方法とは

全く異なることです。

私は小出馨理論を支持しています。

何故なら、

小出馨理論と小出メソッドを応用すると、

病気が治るからです。

小出馨親子直伝の小出メソッドを

もっか必死で、

自分の武器にしようと

奮闘しています。

学会の権威より、

私は一人の優れた研究者と臨床家が

導き出した確かな治療方法を支持する者です。

夕刻から、

顎関節症の患者さんです。

経過を追って、

とてもとてもワクワク気分で、

お待ちしています。

 

基礎が大事!

患者さんへの治療法を

少しずつ進化させています。

治療の最中の写真撮影まで

気が行き届かないことが

最近では多いのは、

治療に夢中でという処です。

あの患者さん。

旧クラウンブリッジを外すと、

悲惨な様相でした。

根管治療も、

ほぼ全ての歯に必要です。

根管治療の際に、

私はラバーダム防湿を絶対に行います。

出来なければ、

出来るように、

工夫するまでです。

この患者さんについては、

新しいクラウンブリッジ修復を行う前処置として、

歯周外科は必須でした。

で、

歯科医師の皆さん、

如何がですか?

この歯は如何されますか?

この歯の根管治療は既に終わりました。

今日は、

第2小臼歯はMTAセメントにて。

第1小臼歯は、トラディショナルな根管充填で。

私は今でも、

通常は昔ながらの教科書通りを貫いています。

大学病院にて教育している方法を、

キチンと守ることが大切だと考えています。

レントゲンですか?

ご覧になったら、

歯科医師の先生方は

倒れる!と、

思いますよ。