月別アーカイブ: 2016年9月

15年も経ったのか!と

ニューヨークでのテロの一報を電話にて報らされ、

慌ててテレビのスイッチを入れた深夜。

この様な事が現実に在るモノか!と、

唖然となり、

そのあと、東北大震災を身を以て経験し、

また、

15年の間の様々な出来事から、

この世に【絶対に】ということは無いということを

私は身に染みて感じるようになりました。

この感覚は、歯科の治療においては随分と役にたちました。

【絶対に大丈夫】ということを

端から信じていないので、

モシモのモシモを想定して、

注意に注意を重ねて、

用心深い治療計画をたて、

手当てにも何重にも予備の予備を控えて、

患者さんに対応するようになりました。

凡そ、

私も加齢している訳ですから、

眼や手先などの感覚受容器や運動機能は

絶対に低下している筈ですが、

逆に、

そのような15年を過ごしたお陰で、

【五感】が磨かれ、

ありがたいことに、

治療成績は遥かに向上したと、

実感しています。

それとは別に、

嬉しいこともあり、

また、

情けなく辛い想いに、押し潰されそうにもなりました。

今後の15年経過すれば、

私も70歳。

生きているのか?

ハタマタ、現役でいられるのか?

そんな歳になったことをしみじみと感じています。

だからこそ、

日々、毎日を大切に大切に、

過ごしたいと思って、

朝の散歩から帰って、

お仏壇の手当てを終わった処です。

 

 

平和な日曜日

全く馬鹿ですよねぇ。

日曜日くらいは朝寝坊したら良いのにと。

が、

犬たちは、そうもイカナイようです。

あんまり朝早くの散歩なんで、

涼しいうちに、

庭の草抜きを終わらせました。

マリリンとラッシーですか?

側で邪魔してました。

綺麗サッパリした処で、

犬たちと一緒に風呂に入って、

シャンプーして、

後は時代劇。

ゆっくりしようにも、

今は午後の9時前です。

この通り。

DSC_0078

ベッドで一緒に寝るのだそうです。

ブロンドのオネエチャン、

ロン毛のオネエチャン、

両脇に抱えて寝るんだったら良いんですが。

残念ながら、

ブロンドはマリリン。

ロン毛はラッシー。

でも、

オモシロイんですよ。

恐らく勘違いしてるンでしょう。

私を子どもだと思っているのか?

二匹して、

ベロベロと、

顔中、両掌、頭の髪の毛の毛繕いを

ズット私が寝つくまで。

平和な日曜日でした。

たまの休日

先の東北大震災から既に5年半も経つのに

未だに家族の元へ帰れておられない方が

2775人も!

なんとか、なんとか、

家族の処へ帰して差し上げたいと、

胸が張り裂けそうな想いで、

新聞に目を通しています。

休日で診療もないのに、

相変わらずの早起きの習慣は変わらず、

寝ぼけ眼の髪もボサボサで、

犬のリードを手に、

尻尾フリフリご機嫌気分の犬たちと、

秋の虫の声の中を仲良く散歩し、

今日が始まりのです。

庭の草抜きをしながら、

犬たちを1日外気に触れさせてやろう。

で、

一緒に風呂に入ってサッパリさせて、

オモイッキリ遊んでやろうと、

今は朝の5時くらいですが、

そんなこんな事を考えています。

 

歯科医の手

患者さんのお口の中での作業か、

このようにチェアサイドでの作業で、

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私の1日は終わります。

作業中ですか?

何も考えていません。

全神経は、

手先に集中して向かっています。

手先の器用不器用と共に、

心の雑念を払い、

どれだけ【細か仕事】に自分を傾けられるのかで、

歯科医の手は、

神正なモノとなるか?

ハタマタ、

破壊の道具になるか。

初診の際に

朝方はズンヤリと冷え込むようになりました。

つい数日前までは、

蝉時雨のなかに茹だるような身を置いていたのですが。

今日もまた、、

インプラント治療の新患の方がお見えになられるようです。

患者さんもそうでしょうが、

診察する側の私も、

初対面の際には緊張するものです。

患者さんの方は、

私らを易者、占い師のように

黙って座ればピタリと当たる。

結果は歯医者の腕一つ。

後は予算と痛みの程度だけが

心配!心配!

で、

大きな関心事!

そんなことだと思います。

そのような患者さんの胸の内を他所に、

私らは、

状況判断のデーター収集に感性を集中させるんです。

また、

患者さん個人個人の性格や習慣、仕事に関しても、

配慮したいと、

パーソナリティー的な情報を

患者さんの方からリラックスして

語って頂かねばなりません。

治療の成功、失敗は、

手術や修復が実際に行われている時には

既に決まっていると言って良いでしょう。

そのくらい前準備、

料理で云えば段取りという行程が大切です。

もう1つ大切な成功、失敗の決め処が在りました。

どの医療機関の、

どの医師の手に委ねるのか。

コレが1番の要ですね。

マリリンが秘書

犬と一緒に寝ていることをブログで知った

大学時代の同級生である吉澤さゆり女史から

早速、

「 んまぁ~!なんて汚いこと!落ち着けないんじゃない? 」

普段着の私を出で立ちには、

「 もっとお上品になさったらいかが?天才バカボンのパパみたい!」

こう言った類いのご意見には、

ごもっともです、ハイ。

耳竹輪って言うんですか?

コレが1番のようです。

犬の規則正しさは、本当に大したもんです。

決まった就寝時刻になると、

ワンワン吠えて、

鼻先で私をツツイテ、

寝室へといざない、

この通り。

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私の1日のスケジュールは

マリリンが秘書役と云った処でしょうか?

思いつき

思い立って寝袋を買いました。

無論、カセットガス式のポータブルストーブと折り畳み式の椅子もです。

若い時分には、何台かのキャンピングカーを乗り次ぎました。

水洗トイレから温水シャワーや大きなベッドを備えた

ゴージャスなアメリカのモーターホームでした。

今は歳をとり、

このような巨大な車を動かせる程の反射神経はないと自覚し、

と言って、

ショボいバンタイプの国産キャンピングカーなどには

乗りたくもなく、

時々、キャンピングカーの専門誌にも目を通すのですが、

今時のキャンピングカーの出来映えと言ったら

話しにならない程の、

工業製品でしかない。

夢がないのです。

で、

それならば普段の足に使っている私の車でと

思い立ったのです。

私の愛車はアメリカトヨタのセコイアです。

モーターホームまでとは言えませんが、

乗用車にしては巨体です。

二列目までがキャプテンシートで、

三列目を倒せばダブルベッド位の広さは

十分にあります。

これに犬たちを乗せて、

急な休みや祭日前などに

出かけようと思い立ったのです。

自然の中で、

犬たちと森林浴でもと。

 

犬との時間

台風の影響でしょうか?

毛並みが雨に濡れるのを嫌がる我が家の犬たちは

今朝は散歩したくないようです。

そのかわりと言っちゃなんですが、

マリリンはこんな様子です。

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離れないんです。

朝の準備が慌ただしいので、

無視していると、

淋しいンでしょうか?

ラッシーを呼んで、

この通り。

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私は相当な淋しがり屋を自称しています。

飼い主に似るのでしょう。

私と犬との【閉ざされた空間】ってのがあって、

其処が1番に落ち着くことを

最近になって、

判るようになりました。

歯科の仕事は、手先を細かく動かす外科仕事です。

相手が、歯であるか歯肉になるか骨になるか、

それは症例次第。

気を張りつめて時間を過ごします。

私には趣味はありません。

仕事帰りに、盛り場で一杯ってのも好みません。

兎に角、

一目散に帰宅して、

ノンビリ過ごすことで1日の疲れを癒すのを好みます。

この仕事の辛さと疲労が判るのが、

犬なんです。

だから私は、犬との時間を大切にするんです。