日別アーカイブ: 2016年9月10日

歯科医の手

患者さんのお口の中での作業か、

このようにチェアサイドでの作業で、

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私の1日は終わります。

作業中ですか?

何も考えていません。

全神経は、

手先に集中して向かっています。

手先の器用不器用と共に、

心の雑念を払い、

どれだけ【細か仕事】に自分を傾けられるのかで、

歯科医の手は、

神正なモノとなるか?

ハタマタ、

破壊の道具になるか。

初診の際に

朝方はズンヤリと冷え込むようになりました。

つい数日前までは、

蝉時雨のなかに茹だるような身を置いていたのですが。

今日もまた、、

インプラント治療の新患の方がお見えになられるようです。

患者さんもそうでしょうが、

診察する側の私も、

初対面の際には緊張するものです。

患者さんの方は、

私らを易者、占い師のように

黙って座ればピタリと当たる。

結果は歯医者の腕一つ。

後は予算と痛みの程度だけが

心配!心配!

で、

大きな関心事!

そんなことだと思います。

そのような患者さんの胸の内を他所に、

私らは、

状況判断のデーター収集に感性を集中させるんです。

また、

患者さん個人個人の性格や習慣、仕事に関しても、

配慮したいと、

パーソナリティー的な情報を

患者さんの方からリラックスして

語って頂かねばなりません。

治療の成功、失敗は、

手術や修復が実際に行われている時には

既に決まっていると言って良いでしょう。

そのくらい前準備、

料理で云えば段取りという行程が大切です。

もう1つ大切な成功、失敗の決め処が在りました。

どの医療機関の、

どの医師の手に委ねるのか。

コレが1番の要ですね。