月別アーカイブ: 2016年7月

インプラントの手術の後で

今、インプラントの手術が終わって一服中。

この部分は既に前医が抜歯していました。

術前に患者さんへは説明していました。

歯茎の形から観て、

表側の骨は細く裂けて消失しているでしょう。

実際に視て、

不良肉芽が多ければ、

私の方でキチンと掻き出して綺麗にします。

その時はインプラントは今回は入れません。

暫くしてから再手術です。

裂け目が少しであればインプラントは続行します。

状況によって、

周囲の骨を少し削って、

裂けた部分に移植します。

バイオスが必要とは思いません。

で、

粘膜を開いて、

思った通り。

インプラントを入れて、

患者さんの骨を少し融通して頂きました。

抜糸は5日後にと。

抜歯の際の、仕方って大切なんです。

抜いた孔の中を綺麗に掻き出してないと、

この様になるんです。

骨を再生させるのは、

まだ楽ですが、

歯の神経を採ると言われたら、

本当は、

私にさせて頂きたいものです。

後から、

インプラントになりますよ!

インプラントvs総入れ歯

昼からインプラントの手術ですが、

休む暇もありません。

手術の後には、

総入れ歯の完成の患者さん。

全く種類が逆の治療ですが、

私は、

この私の診断に自信を持っています。

インプラントと総入れ歯の適応症は全く違います。

骨が在るから、無いからとか、

費用の違いからとか、

そういう訳ではありません。

ジックリと拝見させて頂きます。

マリリンの近況

2泊3日の予定で上京していました。

私にしてみれば珍しい長滞在です。

新潟への行程に車を使うのは、

診察が終わってから深夜に移動するためです。

遠方故に、移動だけで1日潰れてしまいますもの。

開業医ですから、

移動だけで日中が潰れるのは、

患者さんに迷惑がかかりますから。

後は、マリリン。

車なら連れて行けますから。

流石に東京へマリリンを連れて行く訳にはいかず。

昨日は大変でした。

私の顔を見るなり、

怒る!

甘える!

鼻を鳴らす!

舐めまわる!

金魚の糞のようについて廻るのは何時ものことですが、

横っ腹をズット、

くっつけて離れません。

風呂に一緒に入って、

綺麗に乾かせてやって、

散歩に連れてって、

で、

一緒に眠りました。

頭を顔にくっつけてくるんで、

暑い!

今ですか?

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院長室の私の横で、この通りです。

私はバカなのかもしれません。

土曜は休診にも関わらず、

初対面の私のために

抜歯した歯を手に、

先生の技術を丁寧に見せて下さった

東京麹町開業の岡口守雄先生に心より御礼申し上げます。

また、

岡口守雄先生との間を採って下さいました

麻布開業の内藤政裕先生にも、

心より御礼申し上げます。

私は若い時分から、

逢いたい、

視たい、

と、

思った瞬間に、

ご紹介して下さる方を探して、探して、

で、

直接にご本人にお逢いして、

其処から、

帰ってから、

試して、

失敗して、

また試して、

失敗して、

の繰り返しで、

今日に至っています。

結局、

私は青春期から全く成長していないのでしょう。

新しい技術よりも、

確かな技術に、

私は重きを置いています。

勉強せねばと、

大いに刺激を受けたのです。

またハードルを上げてしまいました。

私はバカなのかもしれません。

インプラント治療は私のライフワークです。

が、

ストップ.インプラントへの頭の切換が、

今後の歯科医の信頼となるでしょう。

抜かない治療の重要性が

益々、見直されるに違いありません。

【歯科保存学】の時代到来だと思います。

大変だ!

昨夜は遅くまで起きていたのにも係わらず、

早く目覚めて、

早朝の浅草の街を散策したのです。

驚きました。

人の多さにです。

で、

耳を澄まして、

言語の違いに更に驚いたのです。

この街から、

この異国の言葉を話す人を消去したならば、

人っこ一人も居なくなるでしょう。

日本の下町なのに、

日本の庶民が消えた。

此処は日本であるのに。

隅田の風

歯科に関する余程の理由がない限り上京しないようになりました。

東京は疲れる街です。

上京しても時間的余裕を作らないようになりました。

犬が待っているからです。

ホテルも駅前の便利な処をと。

ゴージャスなホテルは落ち着かなくなりました。

先月は渋谷にて。

チェックインしたのは午前の1時を回っていました。

アウトは5時半。

朝一番のフライトにてトンボ返り。

朝から通常通りの診察が待っているからです。

こんな感じですから、

勿体なくて。

今夜は浅草へでもと。

この下町の匂いを私は好みます。

隅田川からのこの季節特有の

生暖かい風とともに感じる街の匂いが

心を落ち着かせてくれるからです。

何十年も前から未だに営業を続けている

喫茶店にでも足をのばして、

浅草寺の境内でも散策しようと。

が、

つい寄り道は【並木通り】

人心地ついて、

懐かしい匂いが鼻腔に広がります。

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プロの仕事

私は症例を選んで、

治療方法を決定します。

当たり前のことなのですが、

最近の【歯科医】は、

インプラントを患者さんへ薦め過ぎです。

ブリッジをすると、歯を傷つけるからとか、

支えの歯に負担が増えるとかとか。

入れ歯は骨が痩せるからダメですよ!とかとか。

こういう最もらしい台詞を白々しく口にする歯科医は、

患者さんを診察する資格はありません。

お前の腕が悪いだけだと、

私は完全にアホ扱いしています。

インプラントより、入れ歯にする方が良い症例。

インプラントより、ブリッジにする方が良い症例。

インプラントでなければならない症例。

キチンと適格に診断しなければなりません。

入れ歯もブリッジも、

とても精密で難しい作業が必要です。

インプラントよりも難しいと、

私は思っています。

今朝一番の患者さんは部分入れ歯の患者さんでした。

金属のフレームワークは良し!

合格!

人工歯の選択と配列は、

!!!!!!!!

ダメ!

即座に技工士に連絡いれたのです。

【君の嫁さんに入れれるモン造らんと!】

機能的に見えても、

造る際には【魂】を技工物に注入しなければなりません。

【魂が宿った歯】は瞬時に解りますし、

逆の仕事で作った人工物は、

ただの人工物でしかありません。

以前、私の診療所で勤務していた技工士の作品を、

転院して来られた患者さんの口を通して視る機会があります。

視れば解ります。

落胆する機会ばかりです。

情熱も、

心も、

知性も、

品格も、

進歩も全く感じられません。

技術者が独りで

自己の技術の基本値を評価できるようになれば一人前です。

が、

その様な人は極々稀であるのです。

ひさかた振りに、

私は烈火の如く注意したのです。

プロの自覚を持てと。

私が合格と判断するまで、

技工士さんには繰り返しの作業を求めます。

それがプロの仕事です。