私は症例を選んで、
治療方法を決定します。
当たり前のことなのですが、
最近の【歯科医】は、
インプラントを患者さんへ薦め過ぎです。
ブリッジをすると、歯を傷つけるからとか、
支えの歯に負担が増えるとかとか。
入れ歯は骨が痩せるからダメですよ!とかとか。
こういう最もらしい台詞を白々しく口にする歯科医は、
患者さんを診察する資格はありません。
お前の腕が悪いだけだと、
私は完全にアホ扱いしています。
インプラントより、入れ歯にする方が良い症例。
インプラントより、ブリッジにする方が良い症例。
インプラントでなければならない症例。
キチンと適格に診断しなければなりません。
入れ歯もブリッジも、
とても精密で難しい作業が必要です。
インプラントよりも難しいと、
私は思っています。
今朝一番の患者さんは部分入れ歯の患者さんでした。
金属のフレームワークは良し!
合格!
人工歯の選択と配列は、
!!!!!!!!
ダメ!
即座に技工士に連絡いれたのです。
【君の嫁さんに入れれるモン造らんと!】
機能的に見えても、
造る際には【魂】を技工物に注入しなければなりません。
【魂が宿った歯】は瞬時に解りますし、
逆の仕事で作った人工物は、
ただの人工物でしかありません。
以前、私の診療所で勤務していた技工士の作品を、
転院して来られた患者さんの口を通して視る機会があります。
視れば解ります。
落胆する機会ばかりです。
情熱も、
心も、
知性も、
品格も、
進歩も全く感じられません。
技術者が独りで
自己の技術の基本値を評価できるようになれば一人前です。
が、
その様な人は極々稀であるのです。
ひさかた振りに、
私は烈火の如く注意したのです。
プロの自覚を持てと。
私が合格と判断するまで、
技工士さんには繰り返しの作業を求めます。
それがプロの仕事です。