忙しさにかまけて、
スタッフの宮田君の診療が出来ていないことを
大いに反省し、
週に1度は昼休みを割いて
宮田君の診療をしています。
宮田君が私の歳を迎える頃には
私は死んでしまっているでしょう。
若い人には、
私は出来るだけクラウンを入れたくありません。
出来るだけ、
歯を傷つけたくないからです。
少しずつ、少しずつ、
奥歯のダイレクトボンディング修復をしています。
盛り足して、
上下の歯のシッカリとした噛み合わせを作っています。
私が最初に仕事を組んだ歯科衛生士の岡田君は、
今でも時々、
電話にて会話をする付き合いが続いています。
8年ほど勤めてくれました。
私も若かったから、
よく岡田君を怒りました。
そんな岡田君が、
「私にとっては、最高のドクターでい続けています。」
と。
多くの歯科医と一緒に仕事を経験された岡田君の言葉は
大変、重く感じました。
宮田君がズット将来、
あぁ、三枝は厳しかったけど、三枝の為した歯は安定し続けている。
と、
思い出してくれることを意識しながら、
器具を手にしていましたが、
当の本人は、
眠っているのか、いないのか?
ラバーダム防湿下で、
スースーという静かな呼吸で、
そんな一時でした。
さぁ、また患者さんです。
笑顔で頑張りますね。