日別アーカイブ: 2016年7月23日

お詫び

私の院長室には沢山の机が在ると、

以前、ブログに認めたことがありました。

今この机上はいっぱいになっています。

比較的新しい患者さんの資料を机毎に

整理して置いているからです。

治療計画作成が治療の成否を決めると確信しています。

施術に入れば、

私の手は勝手に動いてくれますから。

模型やレントゲンなどに囲まれていると、

私は心地良いのです。

インプラントや審美治療を甘くみてはいけません。

失敗したお気の毒な患者さんが

今日もまた、

この四国の地方都市に渡って来られておりますもの。

私が診察着をYシャツにネクタイから

白衣に一転させたのは、

その様な患者さんたちに対して、

同業に成り代わってお詫びする気持ちからです。

段取り

今日も手術が2症例ほど。

一つは、大阪市の某インプラントセンターでの治療の後始末。

大阪市でキチンとしたインプラント治療をしているのは、

新大阪の伊藤雄策先生が確実で、

あと数人。

名前を観れば、

誰が本当のインプラントの上手な歯科医か私らは知ってルンですが、

一般の方は難しいでしょうね。

本当に上手な歯科医が少なくなりました。

併せて、

キチンとした医療倫理を持ち合わせているともなれば

もっと稀少な存在です。

今日のやり直しの患者さんは、

わざわざ上顎洞底挙上手術までして行ったインプラント みたいですが、

下の奥歯と噛み合う位置に入っていないのです。

だからインプラントであっても

噛めない歯。

序でに歯磨きのことなど頭にないのでしょうか?

私らプロでも、

この歯ではザットでも磨けません。

そんな形のセラミック冠。

アバットメントで角度を修正しようにも、

分厚い歯肉と、

噛み合う歯との距離が足らず。

コリャ診た先生方皆さん、

困ったでしょうね。

で、

何軒か行かれて、

最後に私の診療所へお越しになられたんですが、

相当、頭の体操をさせて頂きました。

分厚い結合組織を薄く削いで、

UCLAアバットメント式の人工歯を作って、

粘膜を縫合する予定です。

それなら磨きやすい人工歯が出来ますし、

噛み合わせもキチンと出来ますから。

凡そ、

手を動かす時には、

仕事の8割は出来上がっていると言って良いでしょう。

段取りが全てを決めると言って良いでしょう。