我が子を案じる親御さんが、お子さんに良い治療を受けさしたいとの想いで
私の診療所へお越しになられた時には、つい、自分とわが子の姿が重なり、力が入ってしまいます。
診断は確たるモノです。
診断は一つです。
が、治療方法となれば話しは別です。
様々な観点から、角度を変えて眺めて考えることが大切です。
特に若年の患者さんの場合には。
それでも最後は、治療方法を一つに決定しなければなりません。
こういう時に、私は子供を授かったことに感謝しています。
親にしか判らない愛情ってものが在りますから。