月別アーカイブ: 2015年10月

マンモス大学

早稲田大学は私学の雄であることに異存はありません。

但し、マンモス大学であるが故に、いろんな方が居られるんでしょう。

今は落ちぶれ果てて、偏差値など無いに等しい私立の歯学部です。

これだけ歯医者が増えての将来性の無さを巷で云々されれば、

受験生からソッポをむかれても仕方がないのだと思います。

私の母校である日本歯科大学は、歯科におけるマンモス大学であると言って良いでしょう。

母校の学生さんたちが、私は可愛くて仕方がありません。

が、ヤッパリ、マンモス大学です。

卒業生のなかには、色んな人がいます。

数が多いだけに、嫌な輩も多いのは事実です。

インターネットの書き込みを観て、

日本歯科大学で検索すれば、それはそれは酷い事を書かれています。

が、悪口は、先ずは自身の名前を名乗ってからの堂々とした姿勢でするべきです。

今、キャンパスで勉強に励んでいる学生さんたちが、

既に巣だった悪い手本のような真似のないようにと、

私は秘かに胸を傷めているのです。

アンチ早稲田

先のブログにて、私の早稲田嫌いについて述べました。

罪のない早稲田大学の出身者の方々にはお詫び申し上げます。

しかしどうして私の身内には、これ程までにこの大学出身者が多いのだろうと。

まぁ、マンモス大学であるから致し方ないのかもしれませんが、

それにしても、この身内みんなを、私は大の苦手ときています。

皆が一様に他人の受けは良いようで、出世して偉そうな口を叩いて、

其れなりの生活を楽しんでいたようですが。

飲みに行くのも新地の高級クラブ。

摂待されるのは、名は通っているけどヤタラと支店の多い高級料亭、

休みは接待ゴルフに興じて大ハシャギ!

全部、私の流儀に反しています。

私は群れるのが嫌いです。

飯もただ飯は、喉につまって大嫌い。

支店の多い料亭も嫌いです。

独りで居るか、家族と過ごすか、

仕事上の信用は、仕事の結果で判断するべきと思っていますので、

付き合いからの仕事は敬遠しています。

灼をして貰うのも大嫌いで、自分で手酌の主義です。

女性は嫌いではありませんが、既に懲り懲り、否、卒業したと、

歳を感じて、犬と遊ぶ方を喜んでいます。

早稲田大学の創立者である大隈公の遺したる精神を、

余りにも大きくなりすぎた為でしょうか?

私の知る限りの卒業生は、引き継いでいないのかもしれません。

日本を代表する立派な私学であることに異存はありません。

孤高の人で、プリンシプルのある流儀の人で、

居られる方々も多いと思いますが、

偏見ある私を、その様な方々との新たな出会いがありますように!

隔世遺伝

今日の夜の7時から時代劇専門チャンネルにて、

鬼平犯科帳スペシャルが放映されるので、

また娘たちからブウブウ言われるだろうと、今から気が重いんですが、

ドラマが始まってしまうと、案外と娘たちも観いっています。

私の時代劇贔屓は、恐らく死んだ祖父の影響だと思います。

晩酌しながらの、大川橋蔵演じる銭型平治などに目を細めて楽しんでいた姿を

時たま、思い出します。

今、振り返り考えれば、この人は真面目な人であったんだろうと。

決まった時刻に、決まった道順で帰宅し、順序正しく入浴し、晩酌のあとに夕食を採り、

外へ飲みに行くこともなく、人付き合いも滅多にせず、

決まりきった日々を送って生涯を終えました。

その倅である父は、朝に私が当校する時に庭の入り口で朝帰りのご対面、

で、私が夕刻に帰宅する頃には、イソイソと遊びに出かける毎日で。

当時に流行ったモノには全てに手を出して、

放蕩息子の3代目を、絵にかいたような人でした。

徹夜マージャンを週に5日は楽しんで、

空が白ずんでから帰宅しようかなどと、マージャンの連れと話し合って決めた仲間内の会名が東雲会という、

呆れた、その仲間は次々と身体を壊すか、会社を潰すかで。

そもそもは、まぁまぁ裕福であった商家に生まれ育った私が、

お門違いの歯科の道に入るキッカケとなったのは、

これじゃ、先がもたんだろう!と、思ったからというのは正直な処です。

この父は早稲田大学の理工学部の卒業であったので、

私の早稲田嫌いは、恐らくその影響だろうと思います。

が、縁とは不思議なモノですから、

大切に育てた上の娘は、父たる私に逆らって早稲田へと入学し、

爺さんと共に早慶戦を観戦していたようです。

良い歳こいた大人が、スポーツ観戦程度で皆で肩を組んで校歌を唄うなんぞ、

阿呆ではないかと、品格欠ける行いと、感じる私の方が一族のなかの変わり種。

亡くなった婦人科医であった叔父と私は、随分と浮いた存在でありました。

隔世遺伝という言葉を、つくづくこの頃に、ふと思い出すのです。

ヤレヤレ

セントバーナードの平蔵の、喰いモノへの執着には凄まじいモノがあり、

コレが、せがれの勉学なりへの姿勢へと伝染してくれたならば、

どれ程ひとかどの人物に育つだろうと、

ため息をつく機会がしばしばです。

台所の流し台の前から、大きな岩の如くガンとして動かぬ日常にも関わらず、

料理時には、調理する脇から大きな頭が割り込んでくる始末。

で、食事時にはダイニングテーブルへとかけ走り、

皆で、椅子の上に立ちながら皿を手にしての、

どちらが犬なのか解らぬ毎日を過ごしています。

マリリンとラッシーの駆け走る姿は、本当に美しいと感じます。

が、平蔵と言えば、まだ1歳にも満たぬ頭と心は赤ん坊なのですから、

ハシャギタイ気持ちは良く判ります。

が、ドスンドスンと肉の塊が揺れ揺さぶられているのにしか見えず、

遊んでくれい!と、絡まって来られれば、

此方も相手を渋々、付き合うのですが、

どう観ても、端からは相撲にしか見えないでしょう。

朝、犬たちとひと遊びして、

今日の手術を前に、やっと一服といった処です。

娘たちは、今日は塾でのテストがあるそうな。

昨夜から、アぁ大変だ!と、

今さら遅いわぃ!と、内心にて想いつつ、

一足先に、二段ベッドの上の段に逃げ込んで、

今日に備えて先に休んだ私です。

50も過ぎて、何故に子供の二段ベッドで眠らにゃならん?と、

割りきれない想いよりも、

たまには静かに時を過ごしたい、俺の歳を考えろ!と、

アぁ、マダマダこの喧騒から放れられる日には、ほど遠いでしょう。

正確な情報発信

私がホームページを作った訳は、

現在、私の片腕となって働いてくれているスタッフに肩身の狭い想いをさせたくないと思ったからです。

今のスタッフ、その前に勤務していたスタッフ共に、

私の診療所での勤務を決めた理由。

それは当時、彼女らが勤務していた歯科医院の歯科医が、

常に私の悪口を言っていたので、それならばキチンとした先生だろうと思いましたと。

呆気にとられましたが、まぁ、技術においては敵わないと、

それは認めざるを得ない認識はお持ちの様でしたが、

変人、奇人、キチガイとまで、言われていたそうです。

それはスタッフのみならず、其処に通う患者さんにも言っていたそうな。

ホウホウ!と、飄々と聞いていましたが。

また、在るときには、業界人がお越しになられる時には、

決まってみんなが膝がガタガタ状態にど緊張に?

確かに、私は仕事には厳しいと思っています。

で、スタッフに肩身の狭い想いをさせてはならん!と、

私の診療所のそのままを、広く告知しようと思い立ったのです。

但し、どうせ作るならセンスの悪いモノは私は受け付けません。

で、信用に値する方々のご協力を得て、今日に至った訳です。

自分を正直にさらけ出すことが、私ら職人には大切なことだと思っています。

ですから、みんなみんなの受けを狙ったモノではありません。

相変わらずの、辛口は御容赦下さい。

ホームページも1つの作品だと思っています。

上にはテッペンがありませんから。

直した方が良いと思われる処も、今になると気付きます。

そんなこんなで、また、新しいホームページの制作を依頼しています。

暫く時間がかかると思いますが、

正確な情報発信に努めたいと思っています。

本邦初登場の新型インプラント

明日は、下準備に凡そ1年も手間暇かけて準備した患者さんの大きな手術を控えています。

明日はインプラントを上の顎に8本ほど入れる手術ですが、

この日を迎えるために、痩せた骨を分厚くする手術や、

上顎洞底挙上手術など、様々な手術を駆使して、

インプラントを入れる骨の下ごしらえに多くの時間を費やしました。

また、審美的に美しい位置に、

そして、しっかりとした噛み合わせの大きな力に耐えられるように、

インプラントを埋め込む位置の決定にも多くの時間を費やしました。

私にしては珍しく、手術用のマウスピースを使った手術を採用しました。

このマウスピースの設計と製作に関しても、

歯科技工士と検討を重ね、本当に役立つマウスピースが出来上がったと思っています。

明日、使用するインプラントは、本邦初使用の新型です。

明日を控えて、久しぶりに緊張感を味わっています。

父親

外出しているので、読書しながら所要までの時間を過ごしています。

生憎の雨。

が、私らにとっては芝生に水撒きをサボれる絶好の恵みの雨です。

私が休日に朝早く出かける時は、これは上の娘にお願いしています。

小学5年になったからでしょうか?

それとも私が頼りないためでしょうか?

最近になって、この娘に随分と助けて貰っています。

妹たちの面倒もよく観てくれます。

ただ、欠点は恐がりであること。

先ず、トイレ、お風呂には独りで入ることが出来ず、

そのために下の妹の都合は関係なく、お風呂は妹が一緒に入らされる破目となり、

私は犬と一緒に入浴する始末。

風呂をのぞかないでよ!と言いながら、

それならば、なんでトイレに連れて行くんだ!と、

年頃の娘の判断基準がマッタク判らないのです。

父親って、なんなんですかね?

歯科医院におけるプライバシーポリシー

私は自分の患者さんが、何処の誰がお越しになられているのかは絶対に言いません。

診療所の中でも、患者さんどうしがお顔を合わせることも、

患者さんとの会話が聞こえることはありません。

コレが三枝デンタルオフィスの最低のルールです。

ですから幾ら広告のためと云えども、

【患者様からの感謝の声】なる項目をワザワザ作って、

患者さんのお顔を世間に公開するという、患者さんを利用した【宣伝】を営利主体の恥じるべき行いとの認識を

私の流儀では、少なくても出来かねます。

プライバシー重視の時代です。

今朝の朝刊の第一面の報道に対して

歯科医師会の会長が逮捕されるとの報道に、驚かれておられる方も多いかもしれません。

私は昨年、自分の診療スタイルが一般的な歯科医とは違うことから、歯科医師会を退会しました。

歯科医師会に入会していると、当然のことながら会員としての義務も生じます。

例えば、1年に何回かの検診や休日診療センターでの当番であったり、

虫歯予防デーに、何らかの役割を与えられたり。

私の診療所へお越しになられる患者さん全ては(大半ではありません)、

インプラントやセラミック治療、マイクロ治療を希望される方ばかりですので、

この20年程は、健康保険の治療から遠ざかっていました。

ですから、保険点数がどうのこうのと言う話しからは、縁遠い処で、診療して過ごして来ました。

また、大学での活動や、研修会、

加えて自分の診療レベルの向上のために、海外へ出向く機会も多く、

とてもとてもじゃあありませんが、割り当てられた担当をお引き受けすることも出来ず、

何時も何時も、頭を下げて、誰か他の先生に交代して頂くばかり。

そんなこんなで、歯科医師会を退会したのです。

しかし、私が仮に保険医の代表たる立場であったならば、

恐らく同じ事をしたに違いありません。

歯科医師会と言う集団は、開業歯科医の集まりです。

開業歯科医のほぼ全部が、保険医であると言って良いでしょう。

私みたいな診療スタイルで食べて行ける歯科医は、私の知っている範囲程に少数派です。

ですから、歯科医師会の上層部の責務として、会員みんなの利益を第一と考えるのは当然のことでしょう。

ただ、昔と違って倫理なりルールも変わっています。

また、昔程に強大な政治力を持った政治家も、今では懐かしいと言った感であるのは、

私だけではないと思います。

世論を味方につけることこそが、変化への大きな力となる時代です。

私たち歯科医師は、健康保険の治療を行う、行わないとか、

歯科医師会の会員、非会員とかの区別なく

患者さんの方にだけ、眼を向けることが大切ではないでしょうか。

皆さんから集めた大切な健康保険料です。

貧しい方、困っておられる方、大勢に居られます。

人生の流れで、定めで、私はインプラントやセラミックスの治療に携わっていますが、

これは振り返れば、正しい行いか、過った生き方かは、この私にも判りません。

が、歯科医師と言う大きな集団で、物事を考えると、

やはり歯科医の信頼を勝ち取るには、

政治家への献金よりも、仮に資金的余裕が在るのならば、

テレビのCMやドラマなどを使って、

一般の方々へ、歯科医と言う仕事や、歯の大切さを認識して頂くことに使った方が、

案外、良い結果を生んだかもしれません。