セラミックを使って歯を造ったら、自然感にあふれ、美しい口許になると単純に思っていたら大変なことになります。
だって私の診療所へお越しの患者さんの大半は、既にセラミックでの治療をお受けになっていますから。
お世辞でも綺麗だとは言えない状態で、皆さんがお越しになられます。
昨日の初診の患者さんも、そうでした。
私の診療所へお越しになるまで、心配で心配で眠れなかったそうです。
素人である患者さんが綺麗だと思わないモノを、
素人である患者さんが、不安を抱えた状態にまで炎症が進んだモノを、
どうして専門家である当の治した歯科医が解らないのか、私は不思議で仕方ありません。
視る眼がないんでしょうか?
それとも、眼が腐っているんでしょうか?
セラミックは使い勝手の良い素材です。
一言にセラミックといっても色々な種類があります。
魚と同じです。
白身魚、赤身魚、青い魚、様々あるように、
生で頂くか、締めるか!焼くか!煮付けるか!
セラミックの使いよう、選びようも同じです。
エステティックな歯科治療にセラミックは欠かせない素材ですが、
美しく出来るかどうかは、歯科医と歯科技工士のハーモニーの成せる技であると言えましょう。