カテゴリー別アーカイブ: ただの日記

これから

私は、ホトホト歯医者なんだと思います。

粘る処はトコトン粘るようになったのは、この仕事のお陰です。

優柔不断と粘ることは、別であるというのも、この歳になって判ります。

諸般の難問に際して、決めたらサッサと交通整理するのも、

そうでなければ、病気の治療にならないので、そう言う自分に知らず知らずのうちになりました。

身体のなかの血は熱く!は、生まれ持った性格です。

エネルギーを身体のなかに結集して、ガッツン!とぶつかる若き魂を持ち続けたいと思っています。

新潟の柳のように、倒れな柔の強さを持ちあわせられることが、

これからの私に課せられた課題です。

ホスピタリティ

床に就く前に、娘たちとお互いの今日の気遣いなりお手伝いに感謝し合うようにしています。

ー 真代ちゃん、犬のトイレの掃除ありがとう ー

ー 愛奈ちゃん、ご飯のお手伝い、ありがとう ー

ー モモちゃん、????うーん!とにかくありがとう ー

ー で、パパには? ー

末の愛奈ちゃんだけが

ー パパ、お風呂でシャンプー、リンス、身体洗ってくれてありがとう ー

他はないんかい!

仕事も精一杯頑張っていますが、

孫のような幼い娘たちに、父の影を焼き付けようと、これまた頑張っています。

診療所への階段が辛んどそうなお年寄りの患者さんの姿に、

チビッ子たちは階段をかけ降りて、手をひいている姿に安堵しています。

これが私の診療所のホスピタリティですから。

情熱家ゆえに

歯に向かい合う時に、私の身体のなかの血は、煮えたぎっています。

眼をガッと見開いて、今では額に大きな深い皺が刻まれました。

歯をグッと食いしばり、奥歯は磨り減ってしまいました。

手の先に、全エネルギーを結集して、

手当てに精を出して来ました。

歯科には、それに値する魅力がありました。

若い時分には随分と悪さしたもんです。

日本歯科大学では今でも私の若い時分の武勇伝が語り続けられているようで、

今となっては、穴が在ったら入りたい心持ちです。

が、私のような半端者でも、まぁまぁ少しはお役にたてるようになったということで、

手に負えない程の馬鹿で悪い奴が、歯科のお陰でマトモになった見本ということで、

大学の教壇に立たせて頂いているんだと思います。

ですから私の話しは、学生諸君からしてみれば妙に説得力が在るんだと思います。

何にせよ、煮えたぎる程の情熱こそが、物事全ての原動力と信じています。

私の教育を受けし時代には、

ぶん殴られたり、ぶん殴って等は日常茶飯でした。

痛い目に遇わないと、身体で実感出来ませんから。

殴る方にも、キチンと情熱なり愛情があり、

殴られる方も、それを判っていましたから。

今の人は、大変お気の毒と思います。

変な上面の上品ぶった理屈に縛られていますから。

政治家だってそうでしょう?

路上でキッス?

病院で喫煙?

そりゃ良くないんでしょうが、

そんなことを公で、批判する方に、

私なんかは軽蔑しますが。

なんか淋しいですよね!あれが日本の政治家ですって?

小粒だと感じませんか?

こんなことを云うと叱られるかもしれませんが、

田中角榮元首相なんかと比べると器の大きさの違いを感じませんか?

日本中からアレダケ叩かれても、王道を貫いたんですから。

あぁ、ヤッパリ越後人だと、

早く新潟へ帰りたくなりました。

田中角榮元首相の初選挙の時に揚げたスローガン。

若き血の叫び!

日本の男子はこうでなきゃって感じませんか?

全速前進

規則正しい生活を身に付かせるために、9時には床に無理矢理就かせています。

遊び盛りの娘たちです。

当然、眠くはありません。

で、私も一緒に床に就くようになりました。

情けないことに、寝付かせるつもりが、此方が眠って仕舞う始末です。

これでは大人が幼児になってしまう!これではイケない!と、

夜中に起きて、読書なり書類に目を通すのが日課となりました。

暗闇の中を娘たちの寝相の悪さに驚き、

布団をかけ直そうと、

抱き抱えて枕を敷いてやり、

顔の鼻の付け根部分をそっと触って、どの娘かを判別しています。

大きい頭で鼻筋がしっかりしているのが長女で、ちっちゃくて、やはり鼻筋の通っているのが末のマナちゃんです。

おでこが出てて、小さな鼻の頭だけが顔にくっついているのが真ん中のモモちゃんです。

孫のような幼い娘たちに囲まれて、心静かに過ごしています。

私は17の歳に、この道を志しました。

グイグイと波を掻き分けて進む帝国海軍の駆逐艦のように、歯科の道一筋で過ごしてきました。

長い年月を経て、小さな駆逐艦から大和武蔵とまでは云いませんが、

軍艦くらいの規模の大きさには育ったと思います。

少々の空爆くらいは跳ね返す強さは持っている積もりです。

今、私は更に波を呑み込む積もりで、前へ前へと速度を上げる積もりです。

前に道などはありません。

大きな大洋の中を、ただひたすら舵をしっかりと握り締めて、

全速前進あるのみです。

この歳です。

今更、自分の欠点を改めるのに苦心するよりも、

自己の利点を更に活かして社会へ、患者さんへ、家族のために

残された人生を過ごすことを第1と思っています。

血の気の多い私

以前、診療所の在ったところ近くに立ち寄ったので、

その隣にあるクラッシック音楽を聴かせている珈琲店に入りました。

ー あらー!先生、お久し振り!何年になりますか?お元気ですか! ー

などと言った処から、お互いの近況に華が咲きました。

一通りの話が終わって、珈琲を啜っていたら、

植木で顔は見えませんが、何やら中年以上の男性が店のマダムへと問いかける声が耳に入ってきました。

ー 誰?今喋ってたの? ー

ー 菊池寛通りでインプラントの歯医者さん、やっておられる先生!よく来て頂いていたんです! ー

ーあー!あの成功者!金稼いでる歯医者だろ!税務署入るぜ! ー

ぶん殴ってヤろうか!と思いました。

なにか文句があるなら、本人が其処に居るのだから直接、俺に言えよ!

と、思いましたが、ホットキマシタ!

嫌な想いがしました。

私は地道にコツコツ生きています。

孫のような幼い3人の娘たちと細やかに暮らしています。

好きな歯科の仕事を一生懸命なだけで、家族に贅沢させてやれていません。

家族には、私の犠牲にさせていますので、申し訳なくて、

だからこそ大切に愛しく接してきました。

店を出てから、ヤッパリ胸ぐら掴んで、ぶん殴ってヤれば良かったと後悔しています。

心配無用!

セラミックで造った前歯が気に入らないと嘆かれてお越しになった患者さんがいました。

ドレドレ?とお口の中を拝見し、

???

だよね!

男の私でも嫌です!

綺麗になりますか?

自然な綺麗な歯にして差し上げますから!ご心配は要りませんよ!

高い!か、安い?か、私の診療所の治療費用

私の診療所は、インプラント治療、審美歯科治療、特殊な入れ歯が治療の大半です。

これらは健康保険の治療の対象外であるために、

患者さんは実費でその治療費用をお支払い下さっています。

セラミックの歯を入れる際の、その歯の根の治療は、法的には保険の治療の対象外です。

この根の治療を健康保険で医師が治療すれば、混合治療を行ったとして罰せられます。

この規則の正否については想う処はありますが、法を守らねばなりません。

その様な理由から、私の診療所では保険治療は行っていません。

但し、健康保険の決まり通りの材料や手順に縛られないので、

私の納得のゆく治療が行えます。

最近、他の歯科医院のホームページなり、他所から転院して来られた患者さんから、

治療費用に関して、結局、私の診療所の方が易くついたと言われます。

それは当たり前のことであって、

私の診療所は専門店みたいなモノですから、

患者さんの望む結果が速く、確実に得られるのは当然にて、

期間も費用も、精神衛生上でも、

満足して頂けるのは当然だと思っています。

虫歯の治療

この3、4年で私の虫歯治療は全く変わってしまいました。

虫歯を取り除き、完全に封鎖するまでにラバーダム防湿にて

完全防護するのは今まで通りですが、

虫歯に対する攻めかたは完全に変わってしまいました。

お陰で、神経を殺すこともなくなりつつあります。

歯を残すのが、歯科保存学の基本です。

色々なレシピがありますが、

これは後程に日本歯科大学の生物学の岡先生が公表するまでの秘密です。

イヨイヨ私の出番!

歯科衛生士の宮田君の歯列矯正治療が終了しました。

兵庫県川西市ご開業の畑豊先生、ありがとうございました。

約2年半の治療でした。

宮田君も、安い給料のなかをセッセと、毎月の治療で大変だったと思いますが、

歯科衛生士として良い経験になり、また生涯、自分の歯で過ごしてゆけるので

大きな収穫となったことと思います。

今から、修復治療前の準備としてのホワイトニングに着手します。

歯の色を整えてから、イヨイヨ私の出番です。

宮田君が私の歳になった時には、恐らく私は引退するか、

この世に居ないかもしれません。

師匠たる私の仕事の結果が、宮田君の口の中で生涯残るように、

私の名前こそ刻むことは出来ませんが、

宮田君という歯科衛生士にとって、最高の歯科医であるために

確りと診断して、腕を奮いたいと思っています。

かように歯科の仕事は、歯科矯正医、歯科衛生士、歯科技工士に支えられ、

初めて私、歯医者の腕の見せどころとなります。

三枝メソッドの始動開始です。

三枝メソッドの虫歯治療

同業の方から歯科の最先端を走っているように思われているようですが、

それは大きな間違いです。

基本に忠実な治療を心がけています。

昨日新しく生まれたような、実績のない治療は控えています。

入れ歯、被せもの、インプラント‥‥‥、

確実な方法こそが患者さんの利益になると信じています。

長い間、患者さんの口の中を診察して感じることは、

やはり歯医者は虫歯との戦いである!と。

私の診療所では、歯周病のコントロールは既に終わりました。

噛み合わせみのコントロールも、あと少しで解決するでしょう。

歯の神経を採る機会も激減しました。

現状、私の毎日は、歯がない処に対する手当てと、折れた歯の手当て、そして根の治療を施された歯に対する再治療です。

その対応としてのインプラント治療であったり、入れ歯であって、

審美的な治療は、歯を触るのだから綺麗にするのは当たり前!で、

特別に意識したことはありません。

結局の処、虫歯にならなければヘタクソな治療を受ける羽目にはならずに済むし、

といって、歯の治療はナンダカンダ言っても、最後は歯医者の腕一つで決まって仕舞う現実。

歯医者みんなが上手な訳はありません。

また高齢者をよくよく診ると、加齢とともに唾液の分泌が激減し、

結局、虫歯の発生が増えてきます。

という訳で、私の最後の仕事は虫歯をヤッツケルことと決めた次第で、

端から観れば、変わり者、キチガイと呼ばれる過ごし方を送ってきたのです。

今日、6歳の末の娘が虫歯をつくって!

反省しつつ、私の方法で治療を行いました。

これは今は言えません。

日本歯科大学の生物学の岡先生らが、三枝メソッドの虫歯治療の根拠を立証して下さるでしょう。

私の診療所では、虫歯で酷くならないことを、

インプラントや入れ歯、神経を採る機会のない防波堤の最前線である根拠を示そうと決意しています。