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ホンマに アホかいな!

ビックリされるん ですが、

診療の際に、

私は 防護用の【手袋】を履きません。

初診の段階で、

三枝デンタルオフィスは 採血を 必ず 行います。

その項目の中に、

感染症を 確認済み だからです。

手袋1枚の 【タッチの差】は 大きいのです。

私は 【指先】の職人です。

技術を 武器に してますんで。

恐くないんですか?

と、

同業者や 学生さんたちから 度々 聞かれますが、

採血しないで 全身状態も 把握しないで

患者さんの 治療にあたる方が

よっぽど 怖いですね!

マスクも しません。

全身疾病の ごく初期症状は、

先ず 口臭で 感知できるからです。

歯の治療だけすれば 良いというモノでは ありません。

患者が健康であるために

野生動物のような【警戒心】でもって、

患者さんの 全てを 察知する。

ここに、

歯科医師の 【真の値打ち】が あると考えています。

で、

チョッと ポーズを。

ホンマに アホかいな!

でも、

こうでなきゃ 人の大切な身体には 触れられませんよ!

 

鬼の目にも涙 【母の日】編

少し前、

体調を崩し、

あわや!

という 来月に88歳を迎える 母でしたが、

なんとか 持ちこたへ、

生まれ故郷の【讃岐】で 2回目の誕生日を

迎えることが できそうです。

随分と 物忘れが 進んでいます。

今朝は、

週に2回の 好物のアイスクリームを食べる日で、

ハーゲンダッツの チョコレートアイスと 熱つ~い珈琲を。

買い物ついでに、

母の日のカーネーションを 買い求め、

持ち帰ったのです。

 

どうしたの? これっ?

 

私の幼い頃の 拙い記憶では、

母は 花を こよなく好んで いたと。

庭には、

薔薇が 一面に、

広い 温室を設けて 蘭の栽培が 趣味だったと。

ですから、

今でも 花を花瓶に 絶やさぬように。

穏やかな 日々を 花で 癒して欲しいと。

 

でも、

どうやら 母には 今朝の 花は 様子が違うことが 判ったようでした。

 

今日は 母の日やないか。

 

へぇ~  母の日っ?

忘れとった!

私にっ?

で、

じ~っと カーネーションを眺め、

顔が くしゃくしゃに崩れ 泣き出して、

ありがとう と。

 

キツイですよ!

これは。

私も 歳を経って 涙腺が 弛んでるんです。

 

チョッと 外で 煙草 吸って来るわ!

と、

背中を向けて 外へと。

目頭を 拭く 私なのでした。

強面で チョッとは 知られた私ですが、

母の 嬉し涙は キツかった!

商家独特の 一族との相克の中で、

この母とは 曾て 一戦を交えて、

絶縁状態に ありました。

が、

2年前に、

信じた娘夫婦に 着ぐるみ全て もぎ取られ、

環境の全く違う 東北の 片田舎にある

最低ランクの 老人施設に 幽閉状態に なったのです。

全国の百貨店の社長など

掌の上にのせる程の 女将であった母の絶望は

決定的に 母の脳の細胞に 打撃的な衝撃を 与えたのです。

 

カトリックを信じる人生を

私も 歩んで来ました。

履歴書では 悠々なる人生に 勘違いされる のですが、

悲しみ 哀しみ 悔しさ 苦しさ 怒り、

これらを 乗り越えて 来れたのも、

歯科医学の道を歩くことが、

支えて くれたことには 間違い ありません。

 

私の姉夫婦の人格は 既に承知の上ですが、

その3人の娘たち、

私と最初の家人との間に授かった 3人の子たち。

自分の子です。

離れていても 忘れたことは ありません。

この孫たちは 随分と 母から可愛がられ、

大きな援助も 得ていたのは 事実です。

その祖母の 窮状を見て、

親に、

叔母に、

一言 モノ申す 物差しが なかったことに

私は 祈りを 捧げるのです。

 

私自身は 闘った当事者です。

が、

私の所在を 探しに 探し、

電話口の 向こう側で 懇願する母を

受け入れる 覚悟するに

恥ずかしいですね。

半年 かかりました。

 

赦そう と。

今ですか?

良かったと 思っています。

後ろめたさ が シュンッと 消えましたもの。

人は 自覚していなくても、

多くの 罪を おかすモノです。

人は 弱い モノです。

それで 良いとも 思っています。

が、

悔いが 沢山ある 人生ですが、

選択肢がある際には、

苦しい道を 選ぶが良いと、

私は そう するように なりました。

これからの人生の中で、

好まざる闘いを 仕掛けられる機会も あるでしょう。

その際は、

全力で 命がけで 闘い、

それを

芸の肥やしに するのが 私の選んだ人生だと。

 

 

 

【考える】歯科治療 相変わらず

最近、

私の 診療を受けたい旨の お電話 メールが 多いのです。

その際には、

メールであれば 夜に、

お電話であれば 診察中の際が多いので、

チョッと お待ち頂き、

ご連絡先の番号を教えて頂き、

後程、

私自身が 直接 電話で応対させて 頂いています。

患者さんを お引き受けする対応は スタッフ任せしてません。

全ての方を お引き受けできることが

私の身体は 1つ。

現状 診療させて頂いている 患者さんへの 大きな責任が あります。

オーバーキャパシティーは 【質】の低下の 最大原因だからです。

そういう訳で、

お受けするか 否かは、

私自身が 判断しなければ なりません。

最近、

群馬県からの 患者さんの診療を お引き受け したのです。

何故って?

私は【本当に歯で困った時の歯科医院】の院長だからです。

今も、

多くの 新患の方の【治療方針】について

大いに 思案の 最中に あります。

人それぞれの ご性格 体質 骨格 筋肉の状況、

そして、

歯 歯槽骨 歯肉 粘膜、

お仕事がら 家庭環境、

さまざまなる 因子を 考慮しなければ、

総合歯科診療など 不可能だと 考えています。

ですから、

考えて、考えて、考えて。

で、

もう一度 立ち止まって、

考える。

それが プロフェッショナル。

よっしゃ!受けて 立つぜ!

新しく お越しになられる 患者さんの 治療痕跡に

唖然 とすること たびたび の 今日この頃。

腕も 技術も 基礎医学も 人としての道も

欠落したる者の 仕業の オンパレード。

私らの仕事は【職人】なんですよ。

突き詰めれば そういう【類い】なんですよ。

患者さんに対しては 【愛の仕事】で

その向こう側にいる 【偽物】に対しては 【任侠道】にて、

絶対に 戦いに対しては

【受けて立つ】ぜ!

情熱で 燃える 私なんです。

歯科の旅 へ 【全速発進】

最近

先生 変わりましたね!

とても お元気で なんか 変わったようで?

どう されたんです?

頻繁に 問われるのです。

自分では 意識していないのですが、

【本当に困った時の歯科医院】

これは、

コマーシャルベースでの 表面上での 言葉遊び では ありません。

大勢の 新しい 患者さんたちが お越しになられます。

地元だけでは ありません。

むしろ、

遠方からの 縁を 頂いて いるのです。

そのような近況下、

私は 自分の【歯科医学】に対する【方向性】を

やっと

見つけたのかも しれません。

もう59歳の 私です。

残された 限りある 時間。

17歳の年に 【歯科医学】の道を 志し

沢山の 回り道しながら 今日を迎えています。

最近 思い付いたように 始めた

院内の 空気の 入れ替え。

私の【診療台】の 光景です。

変化に お気づきに なられましたか?

【歯科医学は愛の仕事である】という 意味で

内村鑑三師が 描かれた

【Dentistry  is  a  Wark   of   Love】

から

【常在戦場】

山本五十六元帥の 書へと。

歯科医学だけの 半世紀でした。

それならば、

それで 貫くぞ!

そう 腹を括ったが 決め手になったのかも しれません。

医療職に【人間愛】は 絶対条件です。

その上で、

もっと もっと 高みを 目指して

【全速前進】で 発進するのみです。

 

歯科医師たる者の【華】

この間まで

ストーブが 欠かせなかったのに、

もう こんな季節が 来たの ですね。

人の 長い人生には さまざまなる

【予想外】の 環境の変化や

【想定内】の 風あたりの 強さを 経験します。

でも、

季節の 変わり目だけは 【ルール】通りに 巡って くるのです。

季節 季節の 花に 触れるだけで、

心を和ませる ことが できますよね。

人に 花が 必要であるように

歯科臨床家にも 【華】が 必要だと

私は 考えています。

それが 【芸】に 打ち込む 人の 【絶対条件】だと。

毎日が 【歯科三昧】の 楽しみ

ゴールデンウィーク。

でも、

私は 1日に お一人だけ、

患者さんの 診療を 行っています。

長い休みは 【仕事勘】が 鈍りますし、

本当に 歯で 困った 患者さんの 治療は

長時間を 要する ので、

1日に 診察できる 人数に 限りが あるのです。

ですから、

今の 担当患者さんへの【責任】を 果たすには、

休んでは いられないのです。

でも、

チョッと ひと休みも 必要ですね。

私の診療所は 三階建て なんですが、

二階は 待合室 スタッフルーム 技工室 院長室。

三階建が 診療室 オペ室 レントゲン室 消毒室。

この1年ていど かけて、

一階部分に 手をいれています。

この2年ほどは

引き取った 母の住居に

利用していましたが、

自宅を 新たに 建て直し 【老人仕様】にへと。

そこで、

私の 歯科研究の場 兼 私の仲間の 集まる処へと。

難症例のオペの際は、

此処に 泊まりこめますし、

研究器材も 設置して、

日常臨床で 用いる器材の実験も できます。

また、

一角は、

私の【隠れ場】。

 

イイ感じ でしょっ?

昼過ぎからの【オペ】に 備えて

もっか 【精神集中】してる 最中です。

 

歯医者の【心構え】

患者さんを 診療所から お送りする際の

私の【決まり 姿勢】です。

私の【こだわり】に 長時間 お付き合い 頂いたことと、

歯を 大切にして下さっている事への

【敬意】の標なんですよ。

でもね、

診療室に 入っていただいて

患者さんの お話しを うかがっている際には、

フムフム ホウホウ!

いたって 真面目に 真剣なんですよ。

同等の 立場で 先入観は 皆無で

うかがって いるんです。

そうでなきゃ 医者は イカンと 思うんです。

【オペ】を 楽しむ

今日は 祭日 【昭和の日】

世間は 既に ゴールデンウィークに 突入したようです。

朝、

来月で 88歳を 迎える 母の 子守り?

新型コロナウィルスへの 警戒心から

何処にも 連れて行って やれません。

でも、

便利な時代に なりましたね。

取り寄せた 【長野県のお菓子】

幼い頃の記憶を たどって、

インターネットで 購入したのです。

熱~くて 砂糖とミルク たっぷりの 珈琲をいれて、

これは 栗かねぇ?

何処かで 食べたことが あるような?

そんな母。

痴呆が 進んできているのは

日に日に 判ります。

が、

一口 食べたや否や の 刹那、

右目の瞼が

バチって 見開いたのです。

美味しいモノを 食べた際の 母の決まり 反応。

これは 桜井甘精堂の 【栗かの子】やねぇ!

流石 なのか?

情けないのか?

それでも 幸せそうな 表情に

人は 悪い部分が

少しずつ 消えてゆき、

最後は 穏やかな 仏さまの ように なるのだな と。

で、

必ず 私に問いかける 言葉も 同じ。

仕事は?

忙しいの?

可愛かった子が こんなに 厳しい顔になって。

毎日 神さんに 商売繁昌を 祈ってるから!

やはり 商人の 母なのです。

そんなこんな 時間を過ごして、

私は 診療所へと。

今日も 【手術】です。

私は 歯科治療が 好きなんです。

ゴールデンウィーク?

そんなに 休暇をとると 【腕】が 鈍りますよね。

それに、

医者に 長期休暇なんか 要りませんよね。

患者さんが 居られるんですから。

いつ 休むのか? って?

仕事の合間に 院長室で 一服。

美味い 珈琲と シガーで 一服。

背景の【観音様】は

以前にも 申し上げましたとおり、

幼い頃

近所の お年寄りから 頂いた 仏さま。

ズッと 一緒でした。

人間関係は さまざま 変わりましたけど、

この【観音様】とだけは 半世紀以上の お付き合い なのです。

私の 泣き笑い 全て 一緒でした。

でも 可笑しい ですよね。

私の院長室。

浄土真宗の 先祖の 御仏壇に、

真言宗の 観音様。

そして、

カトリック信仰の 品々。

以前 せがれ から 言われました。

父ちゃんは 万全の護りやねぇ!

そうでしょっ?

だって、

私が【強運の持ち主】でなければ、

患者さんの 手当て できませんよ。

と 言いつつ、

今日も 【オペ】を 楽しむんですよ。

歯科医学は 奥が深い ですから。

 

 

【考える】歯科治療

 

今、

スタッフが 患者さんへの 【歯磨きトレーニング】の最中ですので、

つかの間の 一服。

院長室の チェアーから 窓越しに

菊池寛通りの 街路樹に 新しい芽が 付き始めたのを

眺めていました。

院長室は 私の 【頭脳的労働の場】なんですが、

頭を 使うって やはり 疲れますね。

デスク脇の 窓の横に、

カトリック教会の四国教区の 諏訪榮次郎司教さま から頂いた

お写真と、

渡辺和子先生の 【日めくりカレンダー】を 置いています。

患者さんの 身体の手当て。

実際の診療より、

診断や 治療計画の作成の方が

消耗するんですよ。

だって、

大きな責任が あるじゃない ですか!

患者さんの健康を願うのが 医療職の使命ですから。

くたくたに なります。

また、

いろんな 想いが 心を 動かせるんですよ。

そんな時、

この 司教さまの ミサの所作とか、

司教さまから 生きることの意味の お話しを 思い出しながら、

平静の心を 取り戻すように 努めています。

最近 ご紹介した あの悲惨な歯科治療の患者さんのことが

ズッと 頭から 離れません。

来週の月曜日には、

この患者さんの口腔に使われているメーカーの方を

診療所に お呼びしました。

レントゲン像を、

もう一度、

メーカーの方と共に 再確認するためです。

私は 本当に 幸せ者です。

いろんな方々が、

助けてくださいますので。

絶対に、

この患者さん。

助けますよ!

私は【本当に困った時の歯医者】ですから。

考えて

考えて

で、

もっと 考えて

手当てに 着手するのが 医療職の 責務なんですよ。