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春が来た

街の・アチコチに・桜の花を・見かけるように・なりました。

肌に触れる・大気にも、

優しさを・感じる・今日この頃です。

診療所の方は、

コロナウィルスへの警戒心が、

逆に、

安心できる歯科医院としての・ご評価を頂いているのでしょう。

本当に歯で困った歯科医院としての・存在価値は実証されている

と、思います。

私は、インターネットでの評価?星の数って・云うんですか?

全く・興味ありません。

しばしば、

インターネットでの評価を優位にするという・謳い文句の

営業をかけられます。

私は、

実際に私の治療を・お受けになられている患者さんへの

さまざまな配慮で・精一杯であって、

どこかの営利企業の運営するサイトでの星の数など、

完全に・軽蔑しています。

これは、

逆の立場になって・私が客となって

レストランや美容室を探す際に、

口コミサイトの評価の高い処は・全く信用していないことに

由来しています。

品格高い人間は、

口コミサイトなどに、

いちいち構っている暇など・ありませんし、

ザワザワした混んだ場所で、

リラックスなど・できる筈もなく、

腕に自信ありのプロたる者は、

集客などには・無関心で、

仕事って・自分が喜んで・やって、

それで、

自然に、

お客さんの方から・来てくださるって、

そのような・流れが・判っているんです。

美味しい店って、

店の前に立っただけでも・判りますから。

私も・そのような気持ちで、

仕事して・来ました。

春が・自然と・訪れるように、

仕事も・おんなじ・なんじゃ・ないですかね?

根管治療における・激しい痛み

初診の方なんですが、

ですから・初対面なんです。

診療所にお電話を頂き、

他の歯科医院で治療中なんですが、

痛みが・激しくなる一方で、

もう・堪りません!

助けてください。

そんな・新患の方が・増えているんです。

医療情報も・何もないんです。

ご紹介患者さんでは・ありませんから。

でも、

歯の激痛って・我慢しろってのは・到底・無理ですから、

即日に、

時間を・やりくりして・拝見するんですが、

もう、

このような症例って、

完全な・パターンが・ありますね。

根管治療であること。

技術的に・未熟な上に、

感染が・酷いって・こと。

根管治療は、

さまざまな治療ステップを・確実に踏まなければ・なりません。

その全てが・中途半端。

診断についても・同様。

本当に・困ります。

痛みって、

その原因に対する・手当てを行えば・消失するものです。

この位の程度の問題は、

私が卒後3年目くらいの時には、

十分に・対応可能でしたし、

そのような・問題も経験せずに・今日に・至って位ます。

マイクロスコープを使おうが、

CT画像を眺めようが、

歯科医師としての・基本のき・が、

トレーニングされていなければ、

意味のない・道具にしか・過ぎません。

根管治療後の激しい痛みへの・対処って、

基本的な手当てで無くなる・難しい処置では・ありません。

長持ちさせる・根管治療。

ここに、

根管治療の・存在価値が・あるんですがね。

思うこと

奥の虫歯を、

ダイレクトボンディング修復にて。

これは、

虫歯を・取り除いた穴に、

粘着性の材料を・詰め込みながら、

この材料には・色んな色が用意されているんですが、

そこを工夫しながら、

重ね盛りしつつ、

歯の携帯を・口腔内で・直接・彫刻する手法です。

ですから、

歯の解剖学的形態の・さまざまなパターンが、

頭の中に・入っていませんと・できませんし、

噛み合わせについても、

後から、

高いだの・低いだの・ということになれば、

話になりません。

ですから、

とても、

集中して治療するんですが、

とても・楽しい治療でも・あります。

仕事の後で、

その日に・撮影した写真の整理をするんですが、

年老いた母が・覗き込んで・見るんです。

で、

ビックリした表情で、

私を指差し、

コレ・あなたが・治したの‼︎

器用な・手先だねぇ!

母の口腔は・全てインプラント修復です。

上顎は・腰骨を移植して・インプラントを埋入したものです。

もう30年以上も・昔の仕事ですが。

あ〜・私も仕事が・したいわぁ。

技術の仕事は・良いねぇ!

という母に、

私は・毎日の宿題を課しています。

お供えのお皿にひく・半紙折です。

が、

仕事したい・という割に、

一向に・進んで・いません。

女学生時代のお友達と、

奇跡的に再会し、

その方が・ご近所だったもので、

お菓子とコーヒーで、

おしゃべりするのが、

母の・仕事になったようです。

オーラル・リハビリテーション

先週の土曜日の治療は、

お一人の患者さんに・かかりきり・に・なりました。

朝の10時に・治療を開始して、

ぶっ続けで、

終わったのが・午後の6時は回っていました。

オーラル・リハビリテーションの・幕明けです。

プロビジョナル・レストレーションという・特殊に設計された

仮の歯を・一気呵成に、装着する・治療だったのです。

今後、

歯周外科、

根管治療、

う蝕治療などの、

基礎治療を・施しながら、

狂った・噛み合わせを・ジワジワと、

修正して、

顎位を・本来の安定した・位置へと、

導いて・行きます。

オーラル・リハビリテーションと云えば、

ドクター・P・K・トーマス先生の名前が・浮かんできます。

青春期、

どれだけ・先生のクラウン形態の美しさに・魅了されたことでしょう!

よもや・私が・オーラル・リハビリテーションに・明けくれる臨床家に

なるとは・思いのよりません・でした。

総合診療の集大成が、

オーラル・リハビリテーション・なのです。

幸せ

母に、

久しぶりに・アイスクリームを買ってあげました。

本人的には・毎日・チョコアイスが2本・欲しいのですが、

今は・東北から帰ってきて一月あまり。

身体を整える・介護を中心に考えて、

文句が・出ないように、

小さなお饅頭とか・お菓子で・辛抱してもらっていました。

ただ、

お饅頭も、ケーキも、

嬉しそうに・食べてますが。

サーティーワンのチョコアイスを渡すと、

一気呵成に・食べてしまいました。

食べる姿を・見ながら、

子供たちが・幼い頃の光景を・思い出しました。

地震の話題は・意図的に・避けて、

テレビでの報道も、

目にしないように・気をつけました。

私自身も、

昨日1日は、

身体の震えが・止まりまさせんでしたので。

未だに、

家族の元へ・帰れない大勢の御霊を考えますと、

なんとも言えない・気持ちになります。

いたたまれない気持ちの中で、

母の姿からは・幸福感を感じ、

心を・整えることが・できました。

10年・経ちましたが

先の・東北大震災は10年前の・今日・発生しました。

現地に2日後に・入った私の当地での記憶と、

地震発生から現地へと向かうまでの・私の記憶は、

今でも・身体中に・刻まれ、

恐らくは・生涯・消えることは・ないでしょう。

先月の10日に、

10年ぶりに・現地へと・足を入れました。

で、

先月の11日に・母を故郷である高松市へと・迎えることが・できました。

ここに、

因縁めいたものを・感じていました。

二度と・現地へは・足を踏み込むことは・しまいと・決めていましたのに。

それほど、

当時の・トラウマが・大きかったのです。

現在の現地は、

仙台市の・一人勝ちの様相でした。

さまざまな・被災からの復興のための手当て。

本来であれば、

もっと手厚くと・思われる場所は、

今も・無惨な傷跡の・まま。

それとは裏腹に、

仙台市は・西の商都大阪を凌ぐほどの・勢いを感じました。

矛盾。

再び、

東北の大地を踏んだ私の体は、

揺れ動いて・います。

その状況下での・今日。

祈りを捧げて・過ごすことにします。

人のこころ

夢であった・故郷の高松で暮らせることになった・母は、

穏やかに・過ごしています。

デイサービスの入浴や、

体操、

踊りなど、

忙しく・なったようです。

お友達も・できたようす。

東北では、

会話が・全く理解できず、

ただただ、

聴いてる振りをして、

微笑んでいるのに・疲れたそうです。

ですから、

今は、

他人と・コミュニケーションが可能になった。

これは・高齢者にとっては、

脳の・リハビリテーションには効果的結果と・なりました。

東方の娘夫婦や孫たち、

施設のスタッフから、

認知症・扱いされた事を、

まぁ・なんと失礼な人達!

そんな会話も・できるように・なりました。

縁の薄かった母です。

が、

色んな事情は・忘れてあげよう。

そんな気持ちなれれたのも、

私が・医療職に就いたからでしょう。

許すこと。

それが、

人の心で・もっとも大切なことと・思うようになりました。

凄まじい・根管治療

上の犬歯の・根管治療に・苦しんでいます。

通常でれば、

通院回数2回。

で、1回の治療時間は1時間程度です。

が、

この症例、

前医の為した・根管充填材を除去するだけで、

延・8時間・要しました。

なぜなら、

根管充填材に、

フルオアブル・レジンを根管内に・みっちり・充填していたからです。

犬歯は・歯根が長いですから、

通常の器具が・根先端まで・届かないのです。

しかし、

この歯科医、

何を・考えて・こんな暴挙に・及んだのでしょう!

どんな人だろう・そんな想いにて、

ホームページを・覗いて見たのです。

が、

情報が・少なく、

ただただ・自己賛美のみ。

で、

弟子に・調べて貰ったのです。

国立大学卒でしたから、

阿呆では・ない筈。

しかし、

さまざまなる破壊行為の結果を見るに、

間違いなく・阿呆としか・言いようがありません。

根管治療は、

1に根気・2に根気。

3、4がなくて・4に根気です。

が、

マイクロスコープ視野下での、

ただ根管充填材の除去に・8時間は、

私は・この歯科医を・恨みましたね。

やっと、

根管内は・綺麗になりました。

次回は、

私の・根管充填です。

変な・自己流の・間違った解釈での治療。

辞めてください!

でも、

歯科業界って・狭いですね。

すぐに、

この歯科医の情報は・入手できたのですから。

ありがとうございます

母の境遇を知った方々から、

母に、

色々な、

お菓子や、

お届けもの、

そして、

温かい・お心遣い、

励ましの・お気持ち、

いっぱい・頂き、

ありがとうございます。

お陰さまにて、

毎朝、

菊池寛通り・の光景に、

あ〜・高松だねぇ!

で、

診療所の階段を、

蟹歩きで、

両の手で・シッカリと手すりを・握りしめ、

登ってき、

院長室の・お仏壇のお供えをする私を

腰掛けて・じっと・眺めて、

熱いお茶を・お供えした処で、

蝋燭に線香に火を灯し、

1日が・始まるのが日課となりました。

人の一生とは・長いようで・短く・儚い・線香花火。

美味しいものと、

清潔な衣服、

そして

暖かい人の気配。

贅沢はさせて・あげられないと・思いますが、

人としての・尊厳だけは、

母には・担保して、

そんな風に・思いながら、

同じ話の繰り返しに、

うなずくのも・繰り返す私。

綴る

私が・文章を書くようになったのは、

大学院に入ってからの事。

文献の翻訳から・始まりました。

指導教授から・返された原稿用紙は、

訂正の赤ペンで・真っ赤に・なっていました。

それを見た瞬間、

私の顔も・真っ赤に・なっていたんだと・思います。

恥じらい・プラス・怒り。

私の入った世界では、

教授を始め・先輩の言うことは・絶対服従。

今とは・雲泥の違いです。

不条理という・現実も・しみじみ実感しました。

そのような環境下で、

文を綴る・という行為を・学んだんです。

医療行為は・ある種の矛盾を・はらんだ行為です。

身体を傷つける行為によって・成り立っているからです。

その・やるせない日常を・解決するために、

さまざまなジャンルの書籍を読むことが・日常になりました。

それが、

私が文章を綴る際に、

大きな影響を持ったことは・間違いありません。

なぜ・このような話題に触れたかと云うと、

後進から・問われたからです。