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時代の・流れ

あまりにも・忙しい毎日で、

ブログの更新も・ママならない状況でしたが、

やっと、

生活のリズムを・再構築できたようです。

そんな毎日でしたので、

世情からは隔絶されたことは・否めません。

吉本新喜劇の、

中山美保さんと・チャーリー浜さんが

お亡くなりになったそうな。

心より・ご冥福をお祈りいたします。

私は・新喜劇が・好きです。

暇さへ在れば、

なんば花月へと・足を運びます。

物心ついた頃から、

松竹新喜劇と・吉本新喜劇は、

生活の一部だったのです。

今時の・芸人と称するタレントさんと、

彼らの間には・大きな壁があると・確信している私は、

今流・芸人が・芸人と名乗る事に・大きな抵抗感を持っています。

難波の人情を・最も顕著に表現できる役者こそ、

大阪芸人と・名乗るに相応しいと・思っています。

チャーリー浜さんは、

私が小学生の頃には、

浜浩二、こうじの漢字は・誤りがあるかもしれませんが。

良い・芸人さんでした。

中山美保さんは、

山田スミ子さんと共に、

新喜劇の花だったと・思います。

私の成長期に・大きな影響を与えて下さった方が、

次から次へと、

天に召されて・行かれます。

寂しい・ですよ。

で、

時たま・テレビから流れる

バラエティ番組や、

陳腐な小道具に・時代設定に疑問を持たざるを得ない舞台装置。

たて・の下手くそなチャンバラごっこ・と、

足腰の弱い芸とは言えない演技をする大根役者に

嫌気がさして、

テレビを消して・しまいます。

あ〜・オモシロクない番組ばかり。

時代でしょうか?

時代という・一言で・片付けて良い・ので・しょうか。

偽物が・闊歩する時代。

支え

母親を引き取ってから、

暮らしが・激変しました。

幼い頃の記憶では、

料理が・忠実で・上手であった母でしたが、

今では、

全く・何も・したくない・幼児のように・なりました。

テーブルに・並んだ料理を、

黙々と・食するだけ。

好きな珈琲をも、

珈琲が・飲みたいと・ねだる始末。

ただ、

本当に・美味しそうに・味わっています。

私は・食べる事だけが・幸せだねぇ。

歯が丈夫で・良かった!

施設で・歯医者さんがきた時に、

直ぐに・分かったから。

この先生は・下手だ。

触っただけで・分かったから、

先生にも・看護婦さん(歯科衛生士だと思いますが)にも

絶対に・触らせなかったのよ!

先生たちも・私の歯を見て・ビックリして、

一才・触らなかったわ。

自分で・手入れしてきたの。

母の歯は・全てインプラントです。

私が36歳の時の・仕事です。

未熟な治療だと・今では、

見たくない・心情ですが。

母は、

今では・全て自身の歯だと・思っているようです。

ただ、

息子が治療した歯である事だけは・鮮明に分かっているようです。

時たま、

難しい症例に接した際とか、

新型コロナウィルスの影響で・診療所の将来を案じる時が・あります。

ちょっと・弱気な言葉吐く時が・ないとは・言えません。

そんな時に、

あなたは・絶対に大丈夫!

あなたは・歯の治療が・趣味だもの。

仕事が趣味の・男は・大丈夫!

そのときの母の表情は・確信に満ちています。

変な・モノですね。

現役時代は・大女将と世間から謳われた母の一瞬の・正気は、

妙な・安堵感を生んでくれるんです。

歳とったね・俺っちも

スタッフの認めたブログを観て、

はぁ〜ん・そうなんだ・と。

また、

添付された・私の治療中の後姿。

お爺ちゃん・やないか・と。

これって・俺⁉️

治療中、

そんなに・独り言が・多いんだ!

知らんかった。

治療中は・無心の境地ですもの。

しかし、

ボソボソ言いながら・治療する歯科医を

私は・身近に・知っています。

私が・初めて・本当の歯科治療に接した・歯科医師です。

日本歯科大学・歯科保存学教授の新海航一先生です。

新海先生には、

私が18の歳から、

先生が・卒後1年目の・新米歯科医師の頃から

私の歯の治療を・して頂いています。

逆に言えば、

新海先生の成長する姿に接し、

私の歯科大生・生活を過ごした訳です。

ですから、

無意識下に、

新海先生から・受けた影響は・大きいと・思います。

今は、

私の専門分野は、

新海先生とは・異なりますので、

大学病院で担当する治療業務は、

全く・違いますが。

時たまに、

新海先生の治療コーナーの壁に隠れて、

先生の治療を・拝見しています。

楽しい・からです。

ブツブツ・言って真すよ・相変わらず。

新海節・炸裂した際には、

吹き出して・いるのです。

恐らく・ご本人は、

無意識なんでしょう。

ブツブツ文句と共に、

モニター画面に映る・先生の手先には、

瞬間・瞬間に・考えた・軌跡が、

正確に・動いてイルのです。

恐らく、

若い歯科医師たちや、

学生諸君には、

気づかないと・思います。

そのくらいの・瞬間芸なんです。

が、

歯科医学って、

それが・決め手・なんです。

歯科は・どうなるんでしょうか

昨日の早朝、

弟子からメールが・届きました。

先生、

添付したYouTubeの動画を見て下さい。

まさに、

この患者さんが、

新患で来院されました。

私が・仕事を受ける事ができるでしょうか?

そういう文章が・添えられていました。

昨日は、

私も・お休みを頂いていました。

ゆっくりと、

珈琲でもと・思って・準備していた時でした。

YouTubeなど、

自分から・好んで観る機会は・ありませんので、

世間知らずの私は、

世俗の垢には・無縁だと・思っています。

で、

再生ボタンを押して、

眼にした動画。

都心で歯科治療を行う女医の・症例に対する講釈。

脳味噌が・溶けそうに・なりました。

この人、

本気で・そう診断してるの⁉︎

ご本人が・何を・どう考えるのかは・自由ですが。

昔は、

専門家が・専門家に対して・症例考察する際には、

厳然とした・ルールが・在りました。

直上の・兄弟子なり、師匠から、

厳しい指導を受けて、

ふるいに・かけられるように・さまざまな間違いが、

指摘サレ・叱られ、

歯科医学の・原理原則の範疇に正された

治療行為だけに、

症例披露の・機会が・与えられたのです。

ですから、

観てる側も、

立派・学閥の違いからの・考え方の相違は在れど、

勉強に・なりました。

一定の・高いレベルの治療だけを、

眼にすることが・当たり前だったのです。

が、

インターネットの普及によって、

私が・恐れていた事象が・正に・現実・普通に・なったのです。

誰に干渉される事なく、

誰でもが、

自作自演できる・時代が到来した結果、

この阿呆歯科医師の・妄想に近い診断が、

一方的に・自由に、

発信され、

まだ経験浅い・将来の宝たちを・翻弄させる弊害を産むことに・なったのです。

で、

動画を見終わった私は、

弟子に・電話を入れました。

君は・アレを・どう思うんだね?

この女医の手で・崩壊に至らしめられた・無惨な口腔を

これから治療に着手するには、

余程の経験と・度胸がなければ・受けられません。

弟子は・言いました。

先生、ヤバイですよね?

この女医。

どういう考え方・なんでしょう?

あのなっ・この方の凄いところは、

完全に・自分の診断を・信じてるんや!

ただし、学問的には・ありえんわな。

君が・それが・解っていルンやったら、

それで・よろしい!

で、

君は・どう考えるんや?

そこから、

長い考察のキャッチボールにて、

休日の・午前中が・費やされたのです。

歯科治療は、

単に・手を動かせる前に、

詳細なる・考察が・必須なのです。

ゆとり・ある・心

大型書店の駐車場から

車を出そうと・エンジンをかけたや・否や、

斜め前に駐車した車が、

我・先にと、

車をだしたのです。

ところが、

ちょうど、

入庫しようと進んできた軽自動車と、

ハチ合わせ・状態に・なりました。

こりゃ・どっちかが・バックしないと、

無理やな。

ヘタしたら、

喧嘩が・始まるかも?

出た車のハンドルを握るのは、

恐らくは60歳過ぎたばかり・であろうと・思われる

絶対に・モテないであろうと・確信できるオヤジ。

で、

入庫してきた車には、

おっ‼︎

絶世の美女2人が、

困り顔。

普段であれば、

眼が商売道具である私は、

眼に負担をかけないように・かけないように、

意識して・過ごしています。

ですから、

道行き交う人など、

見えていても・見ていません。

が、

私の眼は・正直者の証。

絶世の美女に、

瞬時に・ズームアップ。

結局、

意地でもバックしないぞオヤジに恐れを成した

可哀想な軽自動車は、

慣れないハンドルさばきで、

道を譲ることに・なったのです。

オヤジは、

礼を示す訳でもなく、

サッサと・消えて行きました。

その瞬間、

美女2人の・つぶらな瞳が、

私の眼と・重なったのです。

当然の摂理でしょう。

片手で、

どうぞ・お嬢さん方・お先に。

私の車の・ちょうど前あたりで、

お嬢さん方が・微笑んで・ペコリと

頭を下げる姿に、

私も一礼したのです。

買い求めた書籍数冊をシートに置き直して、

先程の出来事に、

行儀の悪い奴らが増えたもんだと、

感慨深く・思い事していたら、

あのぉ〜・先ほどは・ありがとうございました。

フム?

あの美女2人では・ありませんか!

その後の展開については・後日の・ご報告。

しかし、

私に染み付いた【紳士道】である、

ゆとり・ある・心が、

大きな成果の原動力と・あいなった訳です。

みんな・寂しいんだ・ね

インスタグラムって・のを

見せて・もらいました。

なんと、

三枝デンタルオフィス・のも・ありました。

どうやら、

スタッフによる

心遣いにての・作品なのでした。

で、

このインスタグラムって・不思議な写真による

自己主張。

とっても・感じるところが・ありました。

私は・ナルシストでは・ありません。

できれば、

ひっそりと・暮らしたいと・思っています。

なんのために、

ポーズをとっての・自己撮りした写真を

公開する意味が・解らないのです。

普通の・素人が・ですよ。

プロと・素人の間には・大きな川が流れています。

その存在への・無自覚が、

本物を知らない人たちを

大きな・勘違いさせて、

勘違いさせるだけなら・構わないのですが、

本物を・偽物が消滅させる・大きな原因となっていることは、

文化的大きな・損失になっていると思います。

淋しいから、

他人と・繋がりたい。

直接に面と向かっての・コミュニケーション能力が無いから、

SNS を使って、

一方的に・自己主張する。

で、

その狭い情報にさへも・共感する・狭い世界感しかない者同士が、

群れ・へと育ち、

大きな力を得たと、

これまた大きな・勘違いへと・成長する。

私は・こういう風潮に・悲しい気持ちになるんです。

菜の花

昨日の・日曜日は

雨の予想でした。

それでも私は・墓参りに行くつもりでした。

花やお供えを買う時には小雨が降り始めました。

が、

意に介しませんでした。

私が墓地に着く頃には、

絶対に・お天気になっていると・確信していたからです。

雨に濡れた・菜の花畑が・輝き、

それは・美しさを超えていました。

真っ黄色の中の・小道を、

花いっぱい・抱えて、

来たよ〜‼︎

墓石に向かって、

心内で・叫んで、

ご先祖さまの・知らせたのです。

私は・魂の存在を信じています。

私が、お墓参りするんですから、

ご先祖さま達が・私に風邪引くような真似・する筈ないじゃないですか。

やっと・優しい気持ちに・なったのは

商家に生まれた私が・歯科医学の道を選んだ歳に、

合格通知を見た・両親や親戚一同は、

お前は貧乏になりたいのか!

と・馬鹿にしました。

それ程に・大きなお店の跡取り息子だったので、

商人からは、

自然発生的に・私を本気で馬鹿に・そう信じていたのだと・思います。

海軍兵学校を卒業し、

戦艦大和の沖縄特攻のために

駆逐艦雪風に乗船し出陣し・無念の生き残りの後悔を生涯・胸にしまいこん

で、終戦後は、

京都府立医科大学へと進み、

千葉大学医学部の大学院へと進学し、

産婦人科医師となった・母の兄である叔父だけが、

大変な道だぞ。

精進しろと、

私を正視して・語った表情が・忘れられません。

その後、

私は・一心不乱で、

歯科医学に・しがみ付きました。

多くの・犠牲をも・払いました。

私が・カトリックの洗礼を受けたのも、

罪の赦しを・神さまに・おすがりしたい思い

からかも・しれません。

ただ、

歯科医師としては、

正しい道を・歩いてきた自負は・あります。

最近、

縁の薄かった母を、

薄情で・人の道から外れた、

これは母のも・責任の一旦は・あると思います。

この惨めな暮らしを、

東北地方の・最底辺レベルの老人ホーム、

老人ホームとは・名ばかりで、

姥捨山のような環境で、

実の娘夫婦に・余儀なくされた母を、

母の助けの叫びに、

私は・母を引き取りました。

2ヶ月ほど・経ちました。

穏やかな・安堵な日々を得た母の表情は、

仏様のように・穏やかに・なりました。

しかし、

残念なことに、

情のない・人の存在をも・知りました。

思うところ・さまざまな・短い期間ですが、

人生の・大きな勉強になりました。

薄情で・自己中心の人は、

その人の遺伝的因子か、

生きてきた軌跡に・由来していますので、

本人の。余程の自覚がなければ・治らないでしょう。

視野の狭い・器の小さな人間です。

私は、

勇気を・振り絞って、

このような人との・縁・を、

切り始めました。

厳しい選択です。

悩むし、

自分を責めることも・多いのが・現実です。

が、

私は・良い人たちとの、

新しい・えにし・創りを・優先するべき年齢になりました。

そのような過程の中、

母を、

サーティーワンに連れて行って、

アイスクリームを・嬉しそうに食べる母を見て、

人の原点に・帰ろうと・思うんです。

辛口・封印?

最近、

好き放題・しゃべるのが・恐くなりました。

綺麗ごと・建前社会に・なっている世間では。

それに、

上辺を・綺麗に・繕うのが・普通になった今、

私は・口を・糸で縫うしか・ありません。

毎日、毎日、

下手くそな・歯科医師免許だけは持っている

自称・名医の・後始末に・追われ、

ヒィヒィ・老体に鞭打つのが・腹立たしいのを・通り越し、

諦め境地に・たどり着いたのです。

名医100選ではなく、

ヤブ医者100選でも・出版しようかと。

 

繰り返し

もう・何十回も・読み返した

司馬遼太郎氏の・坂の上の雲の

第1巻の表紙を開いたのは、昨夜の床の中。

何故、

今、

坂の上の雲なのか?

昨日、

ある若い方から、

先生の座右の銘って?

そんな大袈裟なモノでは・ありませんが、

不動心、

鬼手佛心、

そういう言葉を、

依頼された時には、

色紙に認めていますよと。

意識はしておりませんが、

恐らく、

私の身体の中を・突き通している・心棒みたいなモノを

具体的な表現で・言葉に表せたら、

不動心・鬼手佛心って・ところなのでしょう。

が、

色んなことが、

揺さぶりを・かけてくるでしょっ。

例えば、

今時の新型コロナウィルスに対する対応の適否を

自問自答・再評価する毎日の中なり、

最近の歯科医療の荒れ様を、

新患の患者さんの口腔を通して、

否応なく、観ざるを得ない時など。

歯科医学にも・確かに王道というものが・あるんですが、

道から逸れた・今にも倒れそうな自転車のような治療に接するんです。

自転車・漕いでる・ご本人は、

走るのに必死で・気づいていないんですね。

これが・また不思議なんです。

私らの時代には、

今、

自分が・何処の・どのあたりに居るのかを解った上で、

そのレベルの向上のために、

悩んだり、苦しんで、

努力する人、

途中で・投げ出す人。

そんな風に、

進み方の違いはあるモノの、

自分という存在は、

一応、

認識できる能力は・確かにあったと・思います。

が、

今は・違うんですね。

例えば・根管治療が良い例です。

もう・やめろって・言いたい歯科医の・多いこと。

なんとか学会の認定医って類は、

それなりの知識に共通点がある・一応のレベルに達していましたが、

今は、皆無。

で、

よく会話を進めると、

自分の専門領域の治療が、

たかだか近代歯科医学なんて100年程度の歴史ですから、

その昔に・立ち返って、

時系列的に、

学術論文を読み解いてゆくと、

何故、

今、

このような学理があって、

こういう治療方法が出来上がったのか。

道を・辿ると、

よく判るモンなんです。

こういう手間暇を、

今の人たちって、

恐らく・して・いないんでしょうね。

同業として、

考えさせられる・毎日ですよ。

そんな時でしょうね。

坂の上の雲の・出番が来るのは。