東京行きの上越新幹線の車窓から
片ひじついてボンヤリと、
群馬県高崎市を過ぎた頃でしょうか?
濃い茶色い土の色の光景が視界に入り、
その瞬間的に、
西日本との風土の違いを肌感覚で察知し、
常日頃、
脳裏になんとなく引っ掛かっていた
ある事に、
点灯したように気づいたのです。
私の仕事は歯科医学。
私の趣味も歯科医学。
私の夢も歯科医学。
私を支えるのも歯科医学。
そして、
私のプライドも歯科医学。
それで良いじゃないかと。
18歳の年から、
それだけで生きてきたのです。
過ごしてきたと、
生きてきたとの
違いを判って頂けない方には、
私は唯の異常人かもしれません。
言葉も文章も、
そうなんですが。
本人の意思とは真逆に受け取られる事が、
今時では普通であることに、
驚かなくなりました。
だって、本が売れない時代ですから。