知らぬが仏


私には、

そのような経済力はありませんし、

宝くじの1等に当たっても、

フェラーリだけは買いません。

父ちゃん、仮に景品で現物を貰ったら?

あり得もしない馬鹿なことを聞く息子です。

要らねぇな。

直ぐに売っちまうよ。

別にフェラーリが悪い車だとは思いません。

が、

普通に考えて、

地道に汗を流して働いている人に

買える車ではありません。

成功者の証に、

私は何の悪意もありませんし、

凄いなと感心の拍手を送りますよ。

単に、

フェラーリを転がして居られる方と、

私とでは、

匂いが違う。

それだけのことです。

が、

それでも、

往年のこのフェラーリだけは別物です。

ディーノ。

この車が似合う男は、

単にお金を腐る位持っていても、

そうざらにはいませんよ。

持ち物って、

そういう類いのモンじゃないですか?

よく歯科医院のホームページで見るじゃないですか?

最新のCTを導入しました!

最新の○○を使っています!

でも、

腐った眼と手先では、

無用でしょう?

また、

一向にホームページのリニューアルもしていないので、

最新である筈のCTが、

今では廃品程度の値打ちしかありませんよ!

知らぬが仏と云う言葉がありますが。

車にしても、

医療技術にしても、

自分自身の立ち位置にしても、

知らぬが仏なのでしょうか?

この車はアルピーヌ.ルノー。

メルセデスも、

これなら格好良いですね。

眼を肥やすことが大事なんですね。