歯科医学への情熱


先の10月に新潟市のホテルにおいて、

日本歯科大学保存学第2講座の同門会が催されます。

残念ながら、

私は出席出来ません。

と云うのは、

講習会と重なっているからです。

で、

新海教授に電話にてお詫びがてら、

よもやま話しに花を咲かせました。

先生は大変、真面目で几帳面な方です。

几帳面さが一番の保存学の教授には

適任な方とも言えましょう。

私自身と息子の歯科治療の主治医でも在ります。

大学へ参りました際には、

必ず、

歯科技工室へと足を運ぶのが習慣となりました。

で、

作業中の模型の全てに眼を通すのです。

歯を削り、

歯型を採る作業を、

確認するためです。

これさえ押さえていれば、

誰が、

どの程度の、

質の高さを持っているのかが

一目瞭然であるからです。

私が1度大学を去った昔から、

修復医としてのレベルで、

新海教授を凌駕する歯科医師は出ていないようです。

先生に尊敬の念を抱くと共に、

残念な気持ちでもあります。

何時でも、俺たちに挑んで来い!

私らは、何時でも受けて立つからと云う

気概を持って、

後進の指導にあたっていますから。

心底から、

其れを望んでいますのに。

私はヤンチャ坊主でしたけれども、

今では、

ヤンチャ坊主なんて皆無でしょう。

優等生ばかりになってしまったようです。

ですから、

受け答えも良いですよ。

でも、

私なんぞに言わせれば、

物足りない。

命の歌じゃありませんが、

命をかけた情熱の歯科医師って処が

これから歯科医学の門を叩く若人には

絶対に持って貰いたいですね。