治療のための準備


先般、

大阪市の歯科医院にてインプラント治療を受けた患者さんが、

深刻な表情にてお越しになられたのです。

こんな筈じゃなかった!と云うのが

患者さんの心の叫びであったのだろうと、

瞬時に判断されました。

ソッと、

お口のなかを拝見するために、

手の指の先で、

上の唇を持ち上げて、

で、

直ぐに元に戻したのです。

この医師がどのような状況下での処置であったのかが

瞬時に判断されました。

インプラント治療を行う前に、

物凄く沢山で複雑な手当てを要する症例であることの

判断ができなかった結果なのです。

上の1本の前歯にインプラントが入っています。

其所にセラミックのクラウンを被せています。

その両隣のご自身の歯と、

インプラント治療をした歯の長さの違いに注意してください。

ご自身の歯と、

インプラント治療した歯の歯茎のラインに注意してください。

患者さんの頬を涙が伝わっていました。

綺麗で自然な状況に戻すために必要な処置を、

私は責任を持って考えています。

今朝一番に、

所見を師匠である内藤正祐先生にメール転送しつつ、

レントゲン像から、

このインプラントのメーカーと種類の特定作業に着手しました。

これは難症例です。