歯科治療は協力作業


こんな事を申し上げますと、

ビックリされるかもしれません。

私の診療成績は100パーセントではありません。

不良な転帰をとる場合もあります。

予想できれば、

当然、他の方法を選択して失敗を回避します。

しかし身体の仕組みの全てを把握できる訳ではありません。

最善を尽くした積もりでも、

此方の思惑通りに進まない症例がある事は事実です。

その様な状況に遭遇した際には、

私は患者さんに事実の詳細を隠さずにお伝えし、

燃える闘魂で、

問題解決に全力を注ぎます。

日頃の修練の成果を

今、全力で注入する時だと。

歯科医学の性格上、

未解決な事柄はとても多いのです。

材料の素材の進歩が逆に、

身体に過度の負担を掛ける場合も多いように思います。

最先端は、逆に長期経過症例がないという事も、

併せて考慮に入れなければなりません。

コミック漫画の【ゴルゴ13】に憧れます。

【100発100中】のプロになりたいと望むのですが、

野球選手であれば3割でも、

首位打者としてエールを贈られる事を

羨ましく思うのです。

何処の歯科医院のホームページでも、

あの自信満々の言葉の根拠は、

何処から来るのだろう?

と。

私は謙虚で在りたいと思います。

患者さんのお役にたつのであれば、

どんな事でもいといません。

実際、その様に日々を過ごしています。

それでも奥が深すぎる歯科治療です。

トンでもない世界に入ってしまった!

と、後悔はありませんが、

何事もなかった事に、

安堵し床に就く、

それが本音での私の1日の終わりです。

ですから、

どうぞ皆さん、

歯を大切にして下さい。

治療に際しては、

私は一生懸命に取り組みますから、

ご協力して下さい。

歯科治療は、

私ら歯医者と患者さんとの、

協力作業ですから。