お盆の休みも終わり、
今朝からは身体も通常モードに戻ったようです。
何時ものように暗いうちから
犬たちと散歩に出かけるのも数日振りと云うように
相も変わらぬ毎日が続くのでしょう。
今、大きな症例を幾つも抱えています。
インプラント周囲炎にて大きく骨を失い、
除去した後の骨に移植骨にて増骨し、
CTと3D化した立体画像からインプラントの植立位置を決めている処です。
こういう診断方法を使うのは
私にとっては極めて珍しいことです。
様々な観点から考えても、
この症例は難症例なのです。
別に手術が危険で難しいという訳ではありません。
インプラント周囲炎に至った原因を始末する考察が
難しいのです。
病気の治療は、【どう治すか】の前に、
【何故こうなったか?】を考える方が大切です。
患者さんの身体は尊いものです。
慎重に慎重にを折り重ねて、それでも足りないことはありません。
全く歯のない患者さんのインプラントの設計も抱えています。
これらも、【何処にインプラントを入れるのか?】より、
高齢者になったときに【安定した状況】を
予知することに、
私らはエネルギーを費やすべきでしょう。
今日は松山市から新患の急患の若い青年が母上とお越しになられる模様。
気がつけば、
窓の外は雨。
道中、呉々も気をつけて頂きたいと。
この症例は事故による歯の外傷。
経過を伺うに、
治療のタイミングが遅れていることが察せられます。
歯科保存学は【歯学の王道】であることに、
そろそろ歯科医師自身が気づくべきなのに。
忙しい1日になりそうです。