高校野球の地方選が佳境を迎えているようです。
ここ香川県の代表も決まったとの報。
選手の健闘を祈ります。
新潟県においても、
決勝戦にて明訓高校が敗退した模様。
甲子園のグランドに明訓のユニホームを見かけないのは、
誠に残念でなりません。
愚息の母校だから贔屓にしている訳ではありません。
明訓は新潟の私学の代名詞であるからこそ、
文武両道であって欲しいと思っているのです。
私は心は越後人の積もりです。
彼の地の力で、
青春坂を駆け上がることができました。
故郷は遠きに在りて想うものという詩があります。
誠に同感な想いです。
瀬戸の凪と日本海の表情は全く異なります。
讃岐の稲田と越後の大地も顔は全く異なります。
この極端さが、
私の心のバランスを保ってくれているのだと思います。
新潟の花火を、
讃岐の人たちに是非に観て頂きたいと思います。
維新の夜明に、
幕府への義を貫いて戊辰の役を戦った
多くの戦士の御霊を迎える花火です。
天高く舞い上がる花火に、
その時代以降に、
自己の責任とは別に命を落とされた
戦死した若人たちの御霊、
災害にて不幸にも命を落とされた方々、
そして身近だった大切な人の魂を
鎮魂する生きている者からの感謝の花火です。
単なる観光誘致のイベントではありません。
雪国の人の、
不器用な生きざま、
馬鹿正直過ぎるほどの純粋さを
感じて頂きたいのです。
この夏は私は新潟へは足をのばせません。
その時間があれば働いて、
その費用があれば愚息に小遣いでも
送ってヤろうと、
父のできる、せめてもの愛情表現です。
愚息には、その少しばかりの金銭の重みは
今は感じることは出来ないでしょう。
が、
いつかいつか判ってくれると信じてやるのも、
父の仕事かもしれません。
私の診療以外の仕事の大半は、
北の国の人々とご一緒させて頂いています。
【必ず訪れる雪解けの時を辛抱して待っているのよ】
山形県最上の豪雪地方で地域医療に奔走する
吉澤さゆり女医の言葉です。
【松の木も大きく育たぬ日本海からの暴風と雪に負けてはならじだがね】
恩師である山口隆司先生の台詞です。
人生は、
勝ちと敗けの連続です。
その刹那の結果に心乱されてはなりません。
負けたら次に勝てば良い。
勝ったら、兜の緒を締めよ。
私はそう自分に言い聞かせながら、
歯科という魅力ある素晴らしい仕事を
精一杯楽しみたい。