どうして他所の歯科みたいに
大勢の患者さんの診察をしないのですか?
と、度々、聞かれます。
他所と同じようにしたら、
私の特徴が出ません。
歯科の学生さんや若い先生方に対して
よく話をする内容なんですが。
別段、私が回転寿司を否定する訳ではありません。
私自身も、子供を連れてなら、回転寿司を利用しています。
その際に気を付けて店を選ぶのは、
停めやすい駐車場があるか。
店員がハキハキ、手際が良いか。
店の中が綺麗であるか。
解凍されて間のないネタであるかどうか。
そんな処でしょう?
別段、職人技とか、特殊な芸など
全く期待もなにも。
回転寿司を握る時に、
手袋着用に違和感を持っていません。
対して、
私がこの店の親父の腕前は流石である!と、
感じる店へ出向く際には、
独りで参ります。
子供を連れて行く店ではありません。
女連れでも、
私は抵抗が在ります。
カウンターの向こうの職人の仕事を
真っ向から受け止める心構えが要るからです。
良い仕事をする人には、
コチラも、
良い受けとめ方で応じる。
こういうモンだと思います。
ドチラも、寿司を握る仕事に就く人です。
私は後者でありたいと思います。
で、
後者の握る寿司を、
私は【鮨】と区別しています。
歯科の治療をする人間においても同じこと。
歯科医師国家試験に合格した人間を歯科医師と言います。
歯科医師と【歯医者】を、
私は区別しています。
本来の職人仕事をする歯の人を、
【歯医者】と私は考えています。
そのような訳で、
三枝デンタルオフィスは、私の仕事の舞台でもあります。