孤高のマウンド


息子から

「父ちゃんの文章ってアヤフヤで、皆にとって難解かも?」

そうかもしれません。

少年時代は野球全盛期でした。

川上監督率いる連戦全勝の巨人軍。

ミスタージャイアンツこと長嶋選手や王選手の居る巨人軍。

でも、

私はタイガースが好きでした。

4番の田淵選手に、エースの江夏投手の

縦縞のユニホームのタイガースが好きでした。

スポーツ選手らしからぬ肥満傾向の両選手への

野次の台詞も、

この傾向へのキツいモノだったと記憶しています。

爽やかさの演出においても、

巨人軍の方が上手であったと記憶しています。

が、

マウンドに立つ江夏投手は美しかった。

で、

口をへの字にしての重い投球姿は

タイガースのエースの凛々しさが在りました。

歯の仕事に就いて、ある時に、

当時の江夏投手のマウンドでの所作が、

脳裏に浮かぶようになりました。

孤高のマウンドに立つことの重圧を

私はしばしば感じています。

てな事を、徒然なるままに認めていますが、

また息子から、

何が言いたいのか判らないと

言われるんでしょうか。

【アヤフヤさ】や【間】を

私は大切にしています。

其れは、孤高で在らねばと云う意識下で

時間を過ごした私の知恵かもしれません。