本線


友人である歯科医との会話にて、

私の発言に驚いて、

「そうだね!俺もその様に考えてみるわ」

と。

私の歯科に関する考え方の柱は、

次のようなモノです。

歯科医本人の技術の向上に於いては、

常に自己研鑽しなければならない。

その中で、

私ら先人は、積極的に若い歯科医に対して

導き、

支へ、

自己の技術を隠すことなく観せ、

所謂、教育ですね。

将来、地域の歯科医療を担う若い歯科医に

協力を惜しんではならない。

其れとは別に、

技術では解決出来ない部分、

此処を、

材料の開発と、

治療方法の開発によって

解決を図る。

此れが研究ですね。

此れが、私の人生の【本線】です。

新潟市を貫くように流れ、

日本海へと広がる【信濃川】。

日本一の大河です。

が、

水は明らかに、海へと続いているのですが、

眼には、

その流れが緩慢で見えません。

人の人生とは、

この【信濃川】の流れのようなモンだと、

最近、想うのです。

支流へも、

水が行き届く手当てなり配慮、手間も必要です。

が、

逆に、

自然と行き渡るべき処へは、

水は流れてゆく性質である事も

事実です。