空想


私は単細胞ですので、

喜怒哀楽の大きい質です。

私のスタッフは、全く逆の様相です。

「君は怒ることは無いのかね?」

「君!もっと何か反応は無いのかね?」

と、尋ねること、しばしばです。

なんでも、

本人によれば、

喜怒哀楽は在るんだそうですが、

仕事では、キチンと分けているそうな。

で、

「怒ったらどうなるの?」

と、興味津々で尋ねる私。

「押さえる処はね、先生!」

何とも恐ろしいではありませんか。

女のヒステリーほど、質の悪いモノはありませんが、

こう言う静かなのも、恐ろしいではありませんか。

手術の際に、

横で静かに器具を手渡してくれる安定感には

私的にはありがたいのですが。

何時も、ふーん?と、

完全に精神年齢の逆転現象を自覚しつつ、

別の生き物を観る眼で、

感心しきりの私の顔の表情を

空想してみて下さい。