ふとしたキッカケにて、人がまったく変わるという話を耳にしたことがあると思います。
兎に角、学生時代には阿呆の見本のようであった私です。
10年ほど前のことになりますか?
突然、母校で出世されていた1年後輩の先生から診療所へと電話を頂きました。
この先生とは、私は学生時代には全く喋った機会はありません。
彼は優等生。
私は劣等生の代表でしたので。
ー 当時の三枝さんは恐かったですよ。下手なこと言ったらぶん殴られそうで ー
ホウホウと、聞きながら、それは今も変わらんで!と内心でと。
私が医局を辞める際に、教授をぶん殴って吹っ飛ばした話は今も伝わる武勇伝に、
私が大学の廊下を歩いていると古くからいる医員は、廊下を開けて横に寄りますから。
で、どうも私がどっかで喋っていた講演を聞く機会があったんだそうです。
壇上の私と、昔の私がなかなか一致せず、
彼の中で??????
何処でどうなって突然変異したのか!と。
その確認の電話だったようです。
彼は藤井一維教授です。
話をして、スッカリ私は彼のファンになりました。
これほど迄に母校愛に満ちた教官を私は知りません。
私に言わせれば、私にぶん殴られたヤツは、教官の資格など微塵もなく、
紳士道に外れた外道のような屑。
藤井教授は後輩ではありますが、私は彼を尊敬しています。
ー 人は変われば変わるもんですね~ ー
と、藤井先生からショッチュウ言われますが。
私は、たった1冊の1つの記事を見て仰け反るほどに驚きました。
こんな歯医者になりたいんだ!
人生って、こんなモンなんですよ。