炎症のコントロール


歯周病に対する手術が必要な時は、

躊躇なくメスを積極的に持つ方です。

歯周ポケットに対する考え方なり治療のガイドラインは

既に決まりきっているからです。

初期治療後の再評価で、未だポケットが4ミリ以上ある場合や、垂直性の骨の欠損に対しては

歯周外科が必須であることは、私見ではなく、ワールド.スタンダードです。

ですから、未だにポケット洗浄やメンテナンス時期ならいざ知らず、深いポケットに対するPMTCなどと云って歯茎を傷めまくるゴマカシには賛同出来ません。

歯周外科処置は、私の診療所では普通の日常的な処置です。

歯周外科処置には、ポケットを除去し炎症をコントロールするためとは別に、

清潔にしやすい環境に変える、云わば環境改善のための手法もあります。

どちらかと云えば、こう言う意味合いの手法は細かな手技を要します。

マイクロスコープ顕微鏡下での手術となります。

手術と聞けば、血でドロドロとと、お感じになられるかもしれません。

が、私の診療所においては、手術時に着用する手袋が血で汚れることはありません。

その位に、出血は少ないということです。

手術の前に、手順としての炎症のコントロールを確りと済ませていれば、

インプラントや歯周外科処置は、多くの出血を伴う手法ではありません。

さて、それでは今から手術に入ります。