灯台基暗し


 タイトルの通り、
新潟市の歯科の先生方!
【灯台基暗し】である。

 私の診療所に勤務する
宮田衛生士を私は評価している。

 が、なにぶんにも彼女は若い。
人生経験から人間学を
今後、学んでいくことで
彼女の芸域が
更に深まるであろう。

 新潟市に川崎律子君と云う
歯科衛生士が居る。

 今は亡き原田富一先生の教え子である。
私は故原田先生のお仕事も
ご性格も良く識るものである。

 原田先生は立派な臨床家でいらっしゃった。
が、川崎君の仕事は正に
レオナルド.ダ・ヴィンチのことばではないが、
【師を凌駕出来ない弟子は不幸である】の
師匠を凌した弟子であろう。

 川崎君は現在、フリーランスの
歯科衛生士として活躍中である。
講演をしたり、
東京、仙台等の歯科医院で臨床を続けている。

 私の診療所が
新潟市にあったならば
間違いなく
川崎君は私の診療所の人間となったであろう。

 こう言う時の私は強引である。
何せ私も初老である。
草食と呼ばれる若い世代とは
私は違う。

 世にも不思議な現象である。
新潟市には
これ程類い稀なる
優秀な歯科衛生士が居るのに。
勿体ない!