孤高 の 人で あれ


当初、

2年間という 約束で

お預りした 

青年歯科技工士の とうま君。

いざ お預りすると

かわいいモノ ですね。

歯科技工士という 職業は 大切な 仕事です。

でも、

彼らには 自己裁量権が 法律で 認められては おりません。

あくまでも、

歯科医師の 指導の 基で。

私には 法律論について 云々する 資格は ありませんが、

理屈上では そうかも しれません。

が、

いったん 私の 弟子となった この青年が

一生 

アホな 歯科医師から 頭ごなし で 指示される 姿を 観たくありません。

そういう訳で、

私は この青年に 生涯の 方向転換の 後押しを したのです。

良い 青年です。

春になれば

三枝デンタルオフィスから その姿が 消えることに なります。

その 短い 期間、

私は とうま君に 全てを 叩きこんで おこう! と。

今の 彼には 消化できない 事も 多いでしょう。

でも、

将来 ふと 何かの拍子に 思い出すと 思っているのです。

話しは 反れますが、

私は 麻生太郎という 人に 好感を 持っています。

政治記者 政治評論家の 氏への 評論は 手厳しい モノが あります。

が、

私は この 麻生太郎という 人に 魅力を 感じます。

毒舌 良いじゃ ない ですか?

氏の 毒舌は

別の 同年代の 同じく 首相経験者の モノ とは

全く 意味合いが 違います。

この元首相、

ウクライナの大統領の 批判を 公言した そうな。

でも、

誰も 相手に しない でしょう?

ロシアの プーチン大統領との 柔道か なにかの 縁で

シンパシーを お持ち なので しょう。

でも、

それと これは 違う。

ついでに、

麻生太郎氏の スーツと 靴の 絶妙な マッチング。

それで以て、

あの ハットの 着こなし。

並みの 男じゃ できません。

生まれ 育ち の 良さ 故の 紳士の 証と 言えましょう。

英国の 歯科医師を 数名 存じあげて おりますが、

彼らも 一応に 毒舌です。

日本の テレビ 新聞は

無難さ 角がたたない ことに 神経質に なりすぎて いるような 気がします。

ある時、

なにかの雑誌に 

麻生太郎氏の 発言が 掲載されて いました。

総理というモノは のたうち回る くらい 孤独な モノだ と。

そうかも しれません。

が、

これは 

世間の 評価とは 異なり

氏が 徹底的に 真面目に 国の舵取りに 取り組んでいた 証だと 思うのです。

男って 元来 孤独な モノですよ。

上司 部下 は もちろん の こと

他人 家族にも 言えなく

自己判断を 常に 求められる のが 男の【さが】ですから。

私みたいな ちっぽけな 町医者でさへ

患者さんの 治療方法の選択 などで

もがき 悩み、

夜中に 布団を 掻き跳ねる こと しばしば ですから。

真剣に 男が 仕事に 打ち込むって 

そういう モン じゃ ないですか?

ずいぶんと 話しは 反れましたが、

お預りした この青年歯科技工士の とうま君。

これから どのような 心持ちで 医療職を まっとう するのか?

楽しみです。

少なくとも

私の 影響は 受けている 筈ですから、

心して 

私も この青年に 接して います。

医者は 孤独な 職業であることを

しみじみ 実感する 私ですから。