いつまで・経っても


昨夜、

ヒヤッと、

布団を・かき除け、

床から・起き上がった・のです。

夢・です。

歯学部の学生に・戻って、

留年・する・夢を・観たのです。

もうすぐ・59歳になります。

母校の・臨床教授にまで・なった・私です。

それでも、

今でも・そんな夢で、

心臓が・止まりそうに・なるんです。

診療でも・そうです。

本当は・ヒヤヒヤ・しながら、

誤りは・無いか?

見落としは・無いか?

判断・謝りは・無いか?

憶い・違いは・無いか?

サバンナで・野獣を警戒しながら過ごす・草食動物のように、

最大警戒のアンテナを・張り巡らせて、

診療器具を・手に・しているのですよ。

若い歯科医師から・してみれば、

自信満々に・見えるのだ・そうな。

それは、

歯科医学に対しては、

やましい・行いを、

決して・行なってこなかった・自負だけは・あります。

その・辺り・じゃ・ないでしょうか。

技術は・無限です。

ですから、

いつまで経っても・未熟と・いえましょう。

そういう・謙虚な気持ちだけは、

失っては・ならないと、

今でも・肝に銘じています。

歯科医師過剰の時代・に加えて、

新型コロナウィルスの蔓延。

どこの歯科医院も・経営が大変なんだ・そうな。

そのような厳しい環境下、

私の診療所は、

新しい・患者さんが・絶えません。

私のような者を・慕って・付いて・追いかけて来られる・弟子たち。

彼らの診療所も・磐石な体制にて、

地域医療に・シッカリと・奮闘し、

グラつく・気配さへ・ありません。

三枝組の・棟梁として、

軍団を・率いて、

歯科医学の王道を・まっとう・しなければ・ならない・という、

意地と、

やせ我慢。

でも、

本当の私は、

歯学生時代と、

チッとも・変わって・いないのですよ。