歯科は・どうなるんでしょうか


昨日の早朝、

弟子からメールが・届きました。

先生、

添付したYouTubeの動画を見て下さい。

まさに、

この患者さんが、

新患で来院されました。

私が・仕事を受ける事ができるでしょうか?

そういう文章が・添えられていました。

昨日は、

私も・お休みを頂いていました。

ゆっくりと、

珈琲でもと・思って・準備していた時でした。

YouTubeなど、

自分から・好んで観る機会は・ありませんので、

世間知らずの私は、

世俗の垢には・無縁だと・思っています。

で、

再生ボタンを押して、

眼にした動画。

都心で歯科治療を行う女医の・症例に対する講釈。

脳味噌が・溶けそうに・なりました。

この人、

本気で・そう診断してるの⁉︎

ご本人が・何を・どう考えるのかは・自由ですが。

昔は、

専門家が・専門家に対して・症例考察する際には、

厳然とした・ルールが・在りました。

直上の・兄弟子なり、師匠から、

厳しい指導を受けて、

ふるいに・かけられるように・さまざまな間違いが、

指摘サレ・叱られ、

歯科医学の・原理原則の範疇に正された

治療行為だけに、

症例披露の・機会が・与えられたのです。

ですから、

観てる側も、

立派・学閥の違いからの・考え方の相違は在れど、

勉強に・なりました。

一定の・高いレベルの治療だけを、

眼にすることが・当たり前だったのです。

が、

インターネットの普及によって、

私が・恐れていた事象が・正に・現実・普通に・なったのです。

誰に干渉される事なく、

誰でもが、

自作自演できる・時代が到来した結果、

この阿呆歯科医師の・妄想に近い診断が、

一方的に・自由に、

発信され、

まだ経験浅い・将来の宝たちを・翻弄させる弊害を産むことに・なったのです。

で、

動画を見終わった私は、

弟子に・電話を入れました。

君は・アレを・どう思うんだね?

この女医の手で・崩壊に至らしめられた・無惨な口腔を

これから治療に着手するには、

余程の経験と・度胸がなければ・受けられません。

弟子は・言いました。

先生、ヤバイですよね?

この女医。

どういう考え方・なんでしょう?

あのなっ・この方の凄いところは、

完全に・自分の診断を・信じてるんや!

ただし、学問的には・ありえんわな。

君が・それが・解っていルンやったら、

それで・よろしい!

で、

君は・どう考えるんや?

そこから、

長い考察のキャッチボールにて、

休日の・午前中が・費やされたのです。

歯科治療は、

単に・手を動かせる前に、

詳細なる・考察が・必須なのです。