何事もトラディショナルを旨とすべしが
信条の私である。
歯科治療に於いても
従来型の鋳造修復を
普遍的と確信している。
しかしながら時代は
私の意とは別の方向へと
走りだし、
確実にCADの道を辿るであろう。
いっぱしの歯科医や
歯科技工士に成るには
苦労を味わう
辛苦の修行時代を
経なければならぬ。
3Kと云われる歯科の業界に
入ってくる若者は
確実に減少するだろう。
又、近頃の金属の価格の
上昇には、ほとほとまいってしまう。
かような訳で、
時代はCADを求めているのだ。
某メーカーのCADの開発の
手助けの最中の
私の診療所である。
私見だが、
香川県の歯科技工士の
トップレベルを凌ぐ位までは
こぎ着けた。
が、日本のトッププロの仕事は
未々、道遠しである。
歯科技工に於ける
CAD/CAM臨床は国策である。
今はカタログだけ眺めて、
数年後の完成まで
待つが良かろう。