月別アーカイブ: 2019年12月

人生100年時代

大学にお世話になってから、

ますます体調管理に気遣うように・なりました。

風邪や事故などで、

大学のスタッフの方々に、

ご迷惑かけては・ならないからです。

また、

日頃の身なり・所作など、

特に注意するように・なりました。

いつまでも・ヤンチャ三枝では・通らないと。

通りすがら、

ぶつかってくる人、

マナーの悪い品格に欠ける人、

煽り運転、

不条理な行いに遭遇します。

でも、

黙して、

俯き、

我慢に徹するように・なりました。

私が医療人だからです。

人生100年時代を、

患者さんを通じて実感しています。

人生50年時代であった昭和の中頃は、

私の年齢ならば、

とうに老人の・扱いを受けていたことを

私自身の経験で記憶しています。

公衆衛生、住宅環境、医療技術、栄養事情の劇的向上によって、

元気なことが・当たり前で、

普通に暮らせる幸せに・なりました。

50歳を折り返し地点とするならば、

私は6歳児童という事でしょうか。

昔の人が決して経験できなかった、

2度の人生を、

私たちは味わえるのです。

最初の50年を、

歯科医学の基礎造りの人生と考えて、

あとの50年を、

気力、経験力、充実させて、

歯科医学の真値に向かって、

突き進む積もりです。

だからこそ、

後は【体力勝負】。

寒く・なりました。

皆さん、

日頃の手洗い・うがい、

外出時のマスク着用、

ご注意下さい。

くれぐれも、

お風邪を召しませんように。

大変な1日

朝1番に、

事務室のデスクの上のアポイントメント帳を確認します。

あちゃー!

今日は終日・修復治療では・ありませんか!

朝1番がブリッジの歯型採り。

次はゴールド・インレー修復のセット。

続いてファイバー・ポスト修復。

続いて、

セラミックブリッジの支台歯形成とプロビジョナル・レストレーションのセット。

今日は、手術が全く・ありません。

大変な1日に・なりそうです。

 

 

医療

ほとんどの患者さんが、

先生が選んだ材料・好きな材料でお願いします。

私の診療所では、

別段、

私の流儀で、

治療材料を比較してご説明し、

患者さんから選んで頂く機会って、

ごくごく稀・ナンです。

そのような局面に際して、

患者さんに、

どのように判り易く伝えようかと、

思案は・一応・してるんです。

が、

その局面になると、

大概は、

先生のお好きなように。

こんな話しを、

知人の歯科医師にしたら、

考えられない!と。

ナンでも、

巷の歯科医院では、

患者さんに上手く伝えられるように、

専用のソフトウェアや、

機械が・あるのだ・そうな。

ソレを、

馬鹿高いリース料を払って、

時間をかけて、

患者さんに説明したところで、

健康保険診療で。

ガッカリされるんだ・そうな。

これを聞いていて、

私には・理解できるんです。

彼らは、商人になって・るんです。

材料を売って・るんです。

医療って、

患者さんのために・あるんです。

 

 

日本の将来

最近は不思議と、

若い世代の患者さんが多いのです。

ご承知の通り、

私の診療所は健康保険診療をしていません。

自費診療専門の歯科医院です。

ですから、

一見、

高額な治療費用がかかるのでは?

現実、

私の患者さんの大半が、

60歳前後の方でした。

ところが、

昨年頃から、

30代の患者さんの多いこと!

不思議に思って・聞いてみるんです。

高い鮨屋に入るようで・恐くないの?

で、

答えは皆さん・一緒。

どこの歯医者に行っても、

高い治療をシツコク勧めて・くるんです。

なのに、

周りを見渡せば、

みんな・同じ治療の様子。

それなら、

最初から・専門の処でと。

あと、

先生を初対面で・恐かった!

ハッキリ言うから。

そこで・私は聞き直すんです。

今でも・恐い?

笑って・返されます。

ぜんぜん!

若い患者さんを診る際に、

自分の・その頃と、

重ね合わせるんです。

皆さん・シッカリなさっておられます。

日本の将来は・大丈夫だと、

安堵しながら・診療に勤しんでいます。

繰り返し

日曜日だと・いうのに、

いつも通り診療所へと出向き、

玄関口から階段の・掃き掃除。

廊下や待合室にハタキをかけたり・掃除機をかけたり。

神棚とお仏壇の掃除をして、

夕刻ころ、

帰宅したのです。

そこから、

ずぅ~っと・

中村吉右衛門主演の【鬼平犯科帳】を・

連続で観続けていました。

役者に代わって台詞を言えるほど・何度何度も、

観ているんですが、

当時の役者って、

本当に上手ですね。

歯科医学書を読むにしても、

私は・何度も、何度も、

繰り返し・読み込む質です。

読み込む毎に、

視る処が・広がってくるからです。

診察に際しても、

毎回、毎回、

新しい視点から、

口腔を観察するように・心がけています。

これを【再評価】と呼びます。

繰り返し・繰り返し【同じこと】を・繰り返すことが、

日々の暮らしを・より豊かな味わいにさせてくれる・

と、

しみじみ感じています。

根管治療

最近、

根管治療の途中経過で、

転院されて来られる患者さんの・多いことに!

本当は、したくないのですが。

でも、

電話口の向こう側から、

先生、痛いんです。

痛みが・止まらないんです。

気が変に・なりそうなんです。

そう・言われると、

受けて立つのが、

私の単細胞の単細胞たる処です。

全般において、

根管治療の情報に、

歯科医師の側が・振り回されて、

物事の基を忘れている感が・あります。

CTで精密な画像が見えても、

マイクロスコープを使って強拡大視野で見えても、

ニッケルチタン・ファイルで効率的な手当てをしても、

決して【魔法の薬】ではない・MTAセメントを使っても、

根管治療の【基本】から逸脱しているから、

治らないのですよ。

絶版になりましたが、

故鈴木賢策 東京医科歯科大学教授の【明解 歯内療法学】、

ドクター・グロスマン、ドクター・イングルの著書、

日本歯科大学名誉教授である川崎孝一先生の著作、

この4冊を熟読すべし。

根管の解剖に熟知すること。

徹底した無菌的治療に徹すること。

ラバーダム防湿は最低限の手順であり、

ラバーダム防湿をするから・大丈夫では・ありません。

歯の中に【感染象牙質や歯髄の残渣】が残っていれば、

そくざにアウト!

器具操作も・そうです。

オーバー・インストゥルメントの多いこと!

生理学的根尖孔から器具が貫通すると、

そりゃあ・歯根膜は・傷つきますもの。

痛いですよ。

序でに、

根尖孔をぶち壊していれば、

最悪ですね。

何・ヤッテるんだ!

古典的手法の方が、

理解と消化できていない技術では、

最先端なんて・ウンコ垂れてるような・モンです。

組織学、解剖学、病理学、細菌学、

その上で、

根管治療という臨床医学が・あることを、

思い出せば、

もっと良好な治療結果が得られます。

学び

あなたが・持っているもので、

あなたが・いる場所で、

あなたが・できることをやりなさい。

第26代合衆国大統領 セオドア・ルーズベルトの言葉です。

先生、いろんな人の言葉を・知ってますね!

学生諸君から・しばしば耳にします。

歯科学生に歯科医学の面白さを伝える手段として、

私は多くの歴史、伝記を読むようになりました。

歯科医学と歴史、伝記の関連性?

自然科学を語る時、

自然科学の鍵を拓いたのは、

人の好奇心がキッカケです。

好奇心・無くして、

自然科学の発展は・ありません。

学生諸君・それぞれに、

秀でた才能を発見し、

人が生まれてきた【意義】を、

日々・実感しています。

教える立場になって・初めて、

視えてきたモノの・多いことに、

驚いています。

学生諸君から・学び機会を頂いていると・思っています。