日別アーカイブ: 2019年4月12日

美しさへの憧れ

大学の学生時代のことナンですが、

自宅アパートで一杯ヤッてたんです。

当時はカナディアン・クラブを好んで呑んでました。

あては、

大概は茄子と胡瓜の漬物でしたね。

グラスはバカラでしょう。

で、

漬物の方は、

焼き物の抹茶碗が定番だったですね。

人間国宝の作でした。

漬物と焼き物の色加減が、

酔いを良いモノにしてくれました。

ただ、

盛り付けには、

工夫したモンです。

美しさを大切に思ってきましたから。

こういう・こだわり・は、

育った環境にアルンだと思います。

季節ごとの食器。

料理にそぐった器。

食器の上の料理の盛り付け。

見た目美しさの基準は、

感性の物指しだと思っています。

子供の食卓に供するハンバーグステーキと野菜のつけ合わせ。

このような日常を

親の物指しが将来パンチとして効いてくるんだと思います。

無地の皿に載せるだけなのか、

工夫して・美しく・見せる仕掛けをするのかが、

とても大切だと思っています。

そういう積み重ねが、

私は自分の歯科治療に生きてるんだと

コレは実感しています。

 

リハーサル

抜群の研究業績とは裏腹に、

講義の下手な教官がいます。

もったいないなと。

私は母校の学生諸君が可愛くて堪りません。

こんなに不思議な歯という器官に、

もっと、もっと興味を持ってくれるような

講義にしたいと思っています。

歯にドップリと浸って、

有意義な青春時代を

歯科医師への助走期間に充てて頂けるように、

輝いて欲しいと思って、

常日頃、学生諸君と接しています。

ソレには、

コチラ側にも、

それ相応の覚悟と工夫が必要です。

時たま脱線し、

大学の上層部からお叱りを受ける時もあります。

でも、

私は工夫し続けてゆきたいと思っています。

何もしないより、

叱られても、

何かしらの成果を出したいですから。

私の教え子たちが、

将来の歯科治療の最前線に立つ訳です。

怖じ気づく訳にはゆきません。

気がつけば、

呪文を唱えるような独り言が多い数日間です。

原稿の一切ない、

スライド写真だけ準備した私の特別講義。

今年の学生諸君の顔と空気を

初対面の時にm

瞬時に肌で感じて、

臨機応変に、

おもしろい講義が、

学生諸君の記憶に鮮明に残る講義が、

できますようにと、

さまざまな局面を想定しつつ、

台詞と私の見せ方を練習しています。

ソレがプロのリハーサルってモンだと思っています。 Continue reading