日別アーカイブ: 2018年7月13日

普通

羽田空港にて搭乗を待っている処です。

昨日、

付属病院のロビーを歩いていたら、

不意に声をかけられました。

振り向くと、

付属短大の教授です。

三枝って犬が好きなんだってね?

俺も飼おうと思って。

同級生のよしみにて、

久しぶりの再会に、

互いに歳をとったなどという

私らの年齢特有の会話のあと、

で、

何で犬を?

と問うと、

ウチは高校生の娘が一人いるんだが、

なぁ?

判るだろう?

で、

家では男は俺一人。

つくづく、

趣味でもつくっておけば良かったと。

最近は本を読むのも、

どうもねぇ。

お前、更年期障害じゃないか?

今、

内科外来へ行って、

ホルモン値を調べてみたら?

まぁ、

犬を飼うならリトリーバーが良いんじゃないか?

頼りになるぞ。

そんな会話のあと、

医局に戻ると、

某医員の役所勤めの奥方は、

最近、

上司が代わって、

ウマが合わないストレスから、

帰宅してからは、

ズッと、

上司の悪口を亭主に吐き出して

解消しているそうな。

横で聞いていた別の医員が、

先生、ズッと聞いてるんですか?

そうさ!

真面目に聞いていないと恐いからね。

相づちの仕方やタイミングも

間合いって云うのがあってね。

でもね、

本当は半分以上は流しているさ。

後ね、

絶対に自分の意見は言ってはいけないんさ。

言えば、

大変な事になるからね。

黙って、

真面目に拝聴する。

教授から説教されている時の心境さね。

世の中の男の現状は

このようなモノが普通のようです。

幸せな男

新潟市にて大学の仕事の後、

上越新幹線にて上京。

ホテル前のレストランにて、

冷や酒1合と軽い食事。

ホテルにチェック・インするや否や、

直ぐに診療科の医員から電話が入り、

年内の予定の打ち合わせ。

明日は1番の羽田発のフライトになるので、

直ぐに床に就きました。

が、

今は午前の2時を少しばかり回った処。

原稿の執筆の件が、

頭から離れず、

眼が覚めたのです。

と言って、

朝通常通りの時刻から

診療所での仕事もあり、

これは眠らないと不味いぞと。

1日ビッシリとアポイントメントが入っている筈。

その後、

原稿の執筆も圧され、

いよいよ本格的な臨床教授としての仕事が

身についた模様。

藤井学部長と黒川院長の大きなサポートにより、

この厚意に応えることが、

私の力を源泉になっていると、

強く実感するのです。

この歳になって、

これほど頭を使う羽目になるとは

思いもよらず、

これも天の恵みか、

若い頃の遊び過ぎた罰が当たったのかと。

時々、

深夜眼が覚めて、

此処は何処だ?

と考えるほどに、

慌ただしい毎日があるからこそ、

元気でいられるのかもしれませんし、

若い世代との関わりから、

こちらの方が、

エネルギーを頂いているのかもしれません。

私の技術は確実に上昇しています。

それは日々の治療で実感します。

まだまだ行けるぞ!

経験に裏打ちされた絶対的に安定した診断のもとに、

訓練を怠らない手先に助けられて、

三枝デンタルオフィスは、

これからも、

歯で本当に困った人のための

最後の砦であり続けますように、

私は歯に囲まれた、

とてつもない幸せな男だと。