日別アーカイブ: 2014年6月4日

これからインプラント治療を受ける患者さんへ その20.

これ程までにインターネットが普及した昨今です。

どの歯科医院でも、自身のホームページ上でインプラント治療の宣伝に躍起なのが現状です。

ですから、インプラント治療についての基本的な事柄については、皆さんご存知の通りです。

では何故、いざインプラント治療となったら、皆さんは躊躇されるのでしょうか。

それは、先ず高額な治療である事。

そして高額な治療であるからこそ、キチンとした治療を受けたいとハッキリと自覚できるからに違いありません。

私は歯科医師です。

ですから、眼科は専門外です。

もう初老ですし、マイクロ.スコープを使った歯科治療を始めて15年程になります。
ですから、通常の歯科治療よりも随分と眼を酷使して来ました。

元々の遠視に加えて、その様な生活をしてきましたので、老眼の進行は普通の方よりも速いと感じています。

歯の治療に関しては、顕微鏡の世界で生きていますので支障はありません。

が、論文を読んだり、書いたりする時間も1日の中で随分と大きなウェートを占めています。
この様な時には、随分と眼が疲れる様になりました。

老眼のレーシック治療についても、最近ではあちこちの眼科で観られる様になりました。

でも、患者の立場としての私は、今現在、躊躇しています。

恐い!長持ちするのか!この医者は大丈夫なのか!

歯科におけるインプラント治療を考えている患者さんと私も同じでしょう?

ですから、インプラント治療を勧められた患者さんが色々と悩むのは当たり前です。

だからこそハッキリと言わせて頂きます。

インプラント治療は、従来の歯科の治療の概念を越えた治療です。

医師の知識レベル、指手の器用程度、診療所の衛生概念、インプラント治療歴等々、
キチンと調べてから治療を決めるべきです。

この先生は優しそうだから、医院が近所だから、値段が安い~などで決めると
後から後悔する事になるでしょう。