カテゴリー別アーカイブ: ただの日記

歯科治療の功罪?

この間、

初診でお越しになった患者さんの口腔です。

ほぼ全ての歯が、

歯科治療を受けています。

月に1度は、

歯科医院へ通い、

定期的クリーニングを受けておられたとの事。

私には、

この歯科医師と歯科衛生士が

全く理解できません。

修復物は、

本来は噛む機能を回復するための手立てです。

しかし、

単に噛む道具であってはなりません。

衛生的な形を保有し、

長らく口腔内にて、

働いて貰うモノです。

まして、

修復物が口腔の健康を壊す手段になってはなりません。

この修復物によって、

健康を損なっている歯周組織の叫ぶ声が

聞こえない専門職は、

場外へと去るべきでしょう。

この女性が、

ご自身の口腔の健康に

絶対的な安心感を持って頂くために、

誠実に綴る治療を積み重ねてゆく。

コレが私の仕事です。

 

フラリーマン?

朝、

娘を送って行く車内のテレビから、

初めて聞く言葉。

フラリーマン。

???

真っ直ぐ帰宅せず、

外でブラブラふらつくサラリーマンでしょ!

瞬時に娘から教えて貰いました。

そうなんだ。

娘って凄い。

馬鹿なことに感心しつつ、

インタビューに答えるサラリーマン諸氏や、

奥方たちの応答に唖然としたのです。

私には、

そのような余裕などありませんもの。

カトリックには、

【聖家族】と云う言葉が在ります。

そのような概念は、

既に無いのが現実のようです。

どうしてしまったんでしょう、日本人。

進化の過程

来月の16日は、

毎年の恒例行事となった

日本歯科大学の1年生への特別講義です。

【素晴らしい仕事.歯科治療】と云うタイトルで、

もう11年目になりました。

私の講義を聞いた学生諸君が、

学年の壁を越えて、

話題の共通項を持てるようにと、

お見せするスライドの大枠は同じように、

でも、

一部をリニューアルさせ、

時代と共に変化を付けてきました。

ただ、

11年も経つと、

第1回目のモノとは、

完全に変わっています。

少しずつの変化でも、

時間をかければ、

全く別物に。

それを進化と呼ぶのだと思います。

この間の日曜日の午後、

講義のための

追加スライドをパソコンに落としてみたら、

4000枚ありました。

此処から、

2時間のストーリー展開を考慮しながら、

50枚ほどを選んで、

昨年のモノと入れ換えるのです。

私の診療も同じです。

日々、

少しずつ、

変えています。

ですから、

10年前の治療方法は全くありません。

何故そのように?

それは私は専門職ですから。

軽やかに

散髪してきました。

NCISのギブス捜査官みたいに

サッパリと、

短くしました。

短いのって、

軽くて気持ち良いですね。

そう言えば、

私の師匠の頭も、

長くはなかったですね。

何でもかんでも、

エスカレート気味の私です。

最後には、

高倉健さんみたいに、

角刈りにするかもしれません。

チェンジ

今朝ミサにて、

洗礼志願式を受けました。

復活祭の日に、

私は新しく私へと生まれ変わるのです。

それにしても、

速いもので、

もうシカゴから帰国して1週間です。

先週の今頃は、

午後のフライトの前に、

早朝から厳寒の街を散策し、

ダイナーにて朝食を摂っていた頃です。

シカゴでの常宿であるホテルザドレイクです。

もう100年は前の建築です。

すぐ近くにミシガン湖があります。

コレが結構イケるんですよ。

パンの素材とバターは今朝の作りたて。

このダイナーも美味しかった。

凄いボリュームでしょ?

夜は夜で、

この通り。

体力付いたと思いますね。

さぁ、一気に韋駄天のように、

人生を駆け走りましょう。

この12月はニューヨーク。

アメリカの歯科医学は、

今チェンジしています。

 

奥歯のダイレクトボンディング修復

すみません。

術前の状態は、

別のカメラにて撮影して、

このタブレットのカメラではないので、

今はお見せできません。

虫歯と古い修復物を外すと、

こんな感じです。

まぁまぁ大きな虫歯でした。ラバーダム防湿して、

ご覧の通りの重装備にて、

ダイレクトボンディング修復。

で、

歯の形を彫刻して、

光線を照射。

で、

完成です。

この歯の前後の歯も、

ダイレクトボンディング修復して下さいって。

 

開き直り

私は55になるンですが、

年々、

忙しくなっているように思います。

私は人格者ではありませんし、

バランスのとれた人間でもありません。

ただ、

歯が好きで、

好きで、

それだけで生きてきたような

バランス感覚の欠けた人間です。

それで良いのだと、

今では開き直っています。

大学の戻って11年になります。

私は学生や若い歯科医師が

可愛くてなりません。

地味に、

誠実に、

接してきました。

どうやら、

ご褒美を頂けるようです。

が、

それに報いるために、

更に、

自分で自分に、

鞭を打たねばなりません。

こうしながら、

私は生涯、

歯科医師で在り続けるのでしょうね。

入れ歯の修理もダイレクトボンディング修復にて

あちゃー!

朝、

洗面所で入れ歯を落としたンだそうな。

セラミックの前歯が、

見事に欠けた高齢の女性。

私の造った総入れ歯です。

歯科技工士にお願いすると、

3日は入れ歯を預からねばなりません。

私が人工歯を入れ換えるのならば、

診療所が終わった後の、

夜なべになります。

明日まで、

入れ歯を預からねばなりません。

そんな時に、

ダイレクトボンディング。

ほら、

直ぐに、

綺麗なお顔に戻れますよ。

先妻との間の末娘と

最後に会話したのは、

先の東北大震災の前の頃でした。

娘と最後に顔を逢わせたのは、

娘が5歳の年でした。

以降、

娘の顔を、

毎日、

何十回と思い出す13年でした。

息子の方は母親とは折り合いが悪く、

それは息子が私のDNAを強く受け継いでいるからです。

価値観の違いが、

青春期の息子にとって、

相性が合わないことでイラつくのだと思います。

息子に私は、

彼の母親の悪口は言いません。

離婚の原因を聞かれたことが在りました。

ただ、父が若かったのだとだけ。

男は、そういう生き物です。

対して、

女性は別れた亭主を、

人間の屑のように、

子供に伝えます。

それが判るから、

私は遠くから娘の幸せを願ってきました。

この春、

この娘は私の母校の門を叩くようです。

ただ、

娘は東京の本校を。

私は新潟の分校ですが、

新潟から娘が良い歯科医師に育つことを

見守ってゆきます。