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考える治療

仕事のあと、

関西へ。

1月も、

もう終わりますね。

2月に入ると早々に上京し、

後半はシカゴへと。

4月からは頻繁に、

新潟へと行き来する予定。

忙しい事って、

ありがたいですね。

今日も1日、

【考える治療】に没頭することになるでしょう。

よし!今日も頑張るぞ!

20代の志をと

昨夜はマッサージを受けて来ました。

久しぶりにお越しになられた患者さんが、

時候の挨拶が終わるや否や、

先生!お顔がお疲れ過ぎよ!

チョッとは、

お加減なさらないと。

それを横で聞いていた宮田君も、

去年から先生は無理し過ぎ!

カトリックに改宗するに際して、

私には決めたことが在ります。

嫌なこと、

辛いこと、

受け入れたくないこと、

これらにも意味が在るのだから、

文句は吐かず、

呑み込んで、

受け入れようと。

が、

元来は沸騰するヤカン、

疾走中の蒸気機関車、

それが私の性格です。

そこを真逆にしようってンですから、

無理してるんでしょうね。

が、

私も55です。

初老と言って良い年齢になりました。

他人眼から観ても、

ミットもない幼児のような大人の男の多いなか、

絶対に、

あぁにだけは、

成りたくありません。

穏やかに生きる。

ひたすら夢に向かって生きる。

その夢が、

歯をもっと識りたい。

歯で本当に困っておられる患者さんの

お役にたちたい。

その夢だけに残った時間を費やすことに

私は腹をくくったのです。

が、

少々、

忙しい私ですから、

一気呵成に進める傾向に、

55の身体には堪えたのかもしれません。

マッサージの最中、

私は爆睡していました。

で、

帰宅して、

赤ワインをグラスに一杯。

朝は快調に目覚めました。

そんななか、

注文していた書籍が届きました。

心の栄養材が得られ、

私は20代の志を取り戻すに違いありません。

 

一礼

次から次へと、

新しい患者さんがお越しになられます。

私の仕事は、

歯で本当に困っておられる方へ、

丁寧な手当てを尽くすこと。

一生懸命、

考える手当てを、

そう意識しながら、

過ごしています。

でもね、

面白いですよ。

診療室に入室する際に、

入り口にて一礼する私です。

診療室は神聖なる場であるからです。

あれ?

患者さんも、

知らず知らず、

同じようになさっておられます。

歯科医師たる私の姿勢が肝心なんだなと。

今日も頑張るぞ!

新しい出会い

年々、忙しくなっています。

自然と、

新しい出会いにも恵まれます。

書物においても。

 

人はしばしば

不合理で非論理的で自己中心的です。

それでも許しなさい。

人に優しくすると

人は、あなたに何か隠された動機があるはずだ

と非難するかもしれません。

それでも人に優しくしなさい。

成功すると

不実な友と

本当の敵を得てしまうことでしょう。

それでも成功しなさい。

心を穏やかにし

幸福を見つけると

妬まれるかもしれません。

それでも幸福でいなさい。

マザーテレサの言葉です。

さぁ、今日もバリバリ頑張るぞ!

師弟関係

昨夜、

湯船の中で、

大の字になって寛いでいたら、

脱衣場から携帯電話が鳴り響いています。

急患かも?

直ぐに相手を見てみたら、

師匠である内藤先生からでした。

即座に、

着信ボタンを押しながら、

風呂場のエコーがバレないように、

ドアを開き、

で、

「 おう!三枝君!今から読み上げるから、直ぐにペンと紙を用意せぃ!」

少々、お待ち下さいと、

フルチンの全裸姿で、

2階のリビングへと走り、

犬たちが異変にワンワン大騒ぎ。

受話器の向こう側では、

犬たちの騒ぎが聞こえルンでしょうね。

師匠が奥方に、

「三枝君ちの犬たちが遊べと大騒ぎダな!ワッハッハ!」

眼鏡がないので、

とにかくペンと封書を掴んで、

風呂へとリターンする私。

風邪でもひいたら大変ですから。

で、

「 え~、これから読み上げるのを記述して下さい!」

ヤバい!

眼鏡が無いぞ!

何も見えないぞ!

師匠の言葉が次々と発っせられます。

私は速記で対応。

なんとか、

この場をしのごうと。

すると、

「三枝君!今のを声に出して読みなさい!」

え~!

自分の書いた字が見えないのです。

詰まりながら、

声に出して読み上げる私。

「え~い、違うだろ!そこは にじゃなくて を  だろ!」

「はい、もう1ペン!」

間違いを指摘されながら、

ようやくキチンと読み上げたのです。

で、

私の原稿のご指導を頂きました。

師匠は非常に良い文章を書かれます。

細かく、

丁寧に、

厳しく

教えて頂きました。

「よし!今日は少々厳しかったかな?まぁ今から犬たちと遊んでやりなさい!」

風呂の湯船の中で呆然となるマヌケな私。

でも、

ありがたいことですよ。

こうやって、

30年、

師匠から教えを頂いたのですから。

ただ、

この話しを聞いた人から聞かれたのです。

何故、入浴中なので、

後から電話と言わないのかと。

私の考えは、こうです。

師弟関係は絶対的です。

口応え、

自己都合、

私は絶対にできません。

あくまでも、

師弟の都合に合わせるのがルールだと。

他人はどうであれ、

私は師匠、

特に内藤先生に対してだけは、

絶対に自分の都合は言えないのです。

 

ご注意下さい

朝からズット、

修復治療ですよ。

3人の方ですが、

なんせ細かな作業が必要な方ばかりでして。

前医の大がかりな修復治療の

やり直しは、

噛む位置から、

歯の配列まで、

何から何まで、

修正しなければなりませんから。

東京は大雪だそうな。

足元にお気をつけください。

インフルエンザも猛威を奮っています。

くれぐれもご注意下さい。

私は、

再び治療に戻ります。

ブログへのお問い合わせへ

知人から、

この頃ブログの数が減っていない?

最近までは、

1日に何本もアップしてたでしょ?

毎回、楽しみにしてたのに?

このようなお言葉を沢山、頂戴しています。

ありがとうございます。

でも、

それは事実です。

もう11年になるでしょうか?

早いモノですね。

市井の開業医であった私は、

縁を頂いて、

母校の教育のお手伝いすることになりました。

私は歯科医学を学ぶ学生諸君が、

可愛くてなりません。

悩み多き青春期を、

これまた、

大氷河期とも受け取れる歯科を志した若人。

大きな不安を感じつつ、

かけがえのない大学生活を過ごす

今の歯科大生を、

私は心から応援しています。

辛どい時、

苦しい時、

チョッと一服、

そんな時に、

私のブログを観て、

頑張って欲しいとの願いから

始めたモノです。

ですから、

診察日には必ずアップすると、

最初に決めて始めました。

私は決めたことは必ずやり続けます。

それも学生諸君に、

観せなければなりません。

また、

私は活字中毒です。

いつも活字に触れていないと、

不安になります。

そのことが、

読むか、

書くか、

何れにしても活字とともに

日々を過ごすことが、

私の精神の安定に繋がるようです。

縁あって、

今現在、

原稿を3本抱えています。

2つは歯科専門誌。

その内の1つは、

日本歯科大学 保存学教授である新海先生との共著です。

もう1つは私の単著で。

あとの1本は研究論文です。

私は開業医ですから、

生活の時間の大半は、

患者さんの診察に使います。

今までのブログも、

色んな原稿も、

患者さんと患者さんとの

診察の合間を縫って、

あるいは、

昼休み、

朝の診察前のチョッとした時間を

細切れに使いながら、

認めていました。

専門誌の著作は、

間違いは許されません。

文章も何度も、何度も、

読み返し、

校正し、

手直しを繰り返す必要が在ります。

私自身の、

日々書く文章の量は、

昨年に比較して、

圧倒的に増えています。

その辺にブログの数が減った原因があります。

それでも、

必ず毎日1本という約束事は守ります。

てな、塩梅です。

歯科治療で大切なこと

朝早くには診療所へ出勤し、

雑用を済ませて、

いざ!診察と相成る訳ですが、

やけに忙しいのです。

難しい症例ばかりで、

大勢の患者さんは診察できないのですが、

とにかく休む間もありません。

以前、お見せした患者さんの術前です。

仮の歯に交換し、

今日、

コレのチェックにお越し頂いたのです。

仮歯と、周囲の歯肉の状態です。

初診からは随分良くなったでしょう?

で、

チェックするのはコレです。

オールセラミッククラウン全盛期ですが、

奥歯の修復などを中心に、

私はメタルボンド修復が好きです。

密着度の適合の観点では、

オールセラミッククラウンはメタルボンドの

足元にも及びません。

奥歯はシッカリと力を支える器官です。

応力の分散を上手く利用することは

金属の大きな利点です。

この金属のキャップは、

メタルボンドクラウンの骨格に相当します。

支台歯ともピッタリ、

歯肉との調和も上手くいっているようです。

で、

このコーピングを支台歯に被せた上から、

再び、

歯型を採ります。

口腔から撤去した歯型のなかに、

金属製のキャップが見えますでしょう。

ここに石膏を注入して歯の模型ができ、

いよいよ、

この金属にセラミックを盛り付ける訳です。

もう時期に完成です。

インプラントが良くて、

クラウンやブリッジが決して劣る訳ではありません。

メタルボンドがオールセラミッククラウンに

全ての局面で劣る訳ではないのです。

この奥歯に入れたインプラントの位置を見て下さい。

レントゲン所見では、

サイナスリフトが行われています。

ですから、

タップリの量の骨は在るんです。

ならば、

何故この位置に?

何故この方向で?

インプラントが入れられたんでしょう?

答えは明白です。

不器用の下手くそだからです。

これも別にインプラントが悪い訳ではないのです。

歯科治療には大きな意義が在ります。

どの治療を選択するか?

それが大切であり、

丁寧に手当てする。

この両者が上手くマッチすることが大切なんです。

素晴らしい仕事.歯科治療

今年もまた、

日本歯科大学の第1学年生に対して、

【素晴らしい仕事.歯科治療】というタイトルでの講演の

仕事を仰せ付けられました。

11年目になりました。

誠に名誉なことで、

身の引き締まる思いがします。

第1回目の講義を受講された学生も、

今では中堅クラスの歯科医師として、

全国各地で日夜、

歯科治療に従事されて居られるようです。

学会に参加した際や、

空港、駅のホームなどで、

お声をかけて頂きます。

そういう時は、

若き歯科医師に成長された姿に嬉しいですよ。

昨年同様に今年も4月の早々だそうな。

信濃川沿いの桜満開の頃でありますようにと。

 

マイクロスコープを使った精密歯科治療

マイクロスコープを使った精密歯科治療を

20年近く実践していますが、

面白いのは、

年々、

今までなら、

本来であれば視界に入っているにも関わらず、

見えていなかったモノが、

知らぬ知らぬうちに、

視えるようになったことです。

治療を受けておられる患者さんの方は

全く自覚させてはおられんでしょうが、

歯の内部の手当ての丁寧さは

全く昔の私の手当てとは違うんです。

見えていなくても、

視界に入った世界が、

私を無意識のうちに、

成長させてくれたのでしょうね。

生きる上でも同じこと。

良い環境に身を置くことって大切だと、

妙に納得させられるのが、

マイクロスコープを使った精密歯科治療です。