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日本人として

中曽根康弘元首相の著作の、

興味深い・記述が、

私の学生教育の・基本方針と・なっています。

ソレは、

小学生期には、日常生活を送る心構えを・具体的に覚えていかせる。

家庭や、社会の中の【行儀の基本の型】です。

中学生期には、社会や国家と個人の関係についてを十分に・認識させる。

高校生期には、【志】を持たせる事が肝要です。

大学生期には、【使命感】というモノを与える。

社会的使命感・世界的使命感です。

その上で、

中曽根康弘元首相は、こう締めくくっておられます。

教育改革については・失敗したと。

昨今の若者たちと・接する機会も多い私です。

優れた・光るモノを持つ世代だと・思い、

日本も・まだまだ捨てたもん・じゃないと、

感じ、

逆に、

コチラが勉強させられる機会も、

正直に告白します。

が、

彼らを取り巻く・社会、

明確に申し上げますと、

逆に、

大人たちの方に、

多くの問題点が・在るんじゃないかと。

昨今のコロナウィルス騒動においても、

道徳、倫理、

ソレと、

自己の行動の【物指し】を自覚すれば、

毎朝、毎朝のテレビに登場する

素人コメンテーターの裏付けに欠けた無責任な言葉に

いちいち・左右されなくて・済むでしょう。

また、

私たち医療職の立場というモノを鑑み、

いかなる災害、風災の状況下においても、

煌々と灯りを・灯し続け、

病人を受け入れる【万全の準備態勢】で臨むべきは、

当たり前であります。

また、

一般の方々にも、

手当てを受けられる場所が、

医療機関であるという認識を、

もう一度・再認識して頂き、

医療機関に必要な資材が不足しないような配慮を

お願いしたいのです。

今、

日本人の道徳、倫理が問われているように思えてなりません。

先の【志】という単語ですが、

どうやら・死語になっているように・思えます。

少なくとも、

私が関わる学生たちには、

ぜひとも、

【志】と・【使命感】・【物指し】を、

身体全体に・染み込ませて、

社会へと・羽ばたいて欲しいモノです。

 

メタルクラウン修復

昨日は、

診療を早仕舞いし、

徳島県の脇町中央医院の井上医師の・もとへ出向き、

定期検診を。

一昨年前から開始した、

私の体質改善も・順調に推移しているようです。

体重も・生涯で最高数値を示し、

体内年齢は・ナンと32歳だそうな!

井上医師から、

日ごろの・私の努力に対して、

お誉め頂き、

大いに満足し、

帰路、

ハンドルを握りながら、

ハイチュウを食べていたら、

?????

ガリっと。

コレだったの・です。

私が20歳の年に、

現在、日本歯科大学の歯科保存学第2講座の新海教授が、

まだ新米歯科医師だった頃に、

治療して頂いた・メタルクラウン修復です。

37年の間に、

歯冠形態は、

磨耗し、

真っ平ら!

金属に・穴まで・空いてしまっています。

歯科医学を学ぶ・学徒であった私が、

歯科医師となり、

一気呵成に・駆け走った37年。

食いしばって、

過ごしてきた年月を、

この歯が・支えてくれた訳です。

私がメタルクラウンを好む・訳が、

此処に・在ります。

セラミッククラウンであれば、

とうの昔に、

割れる・欠ける、

と言った事に・なっていたでしょう。

磨り減らないと言われる?ジルコニア。

歯は・磨耗しながら、

挺出し、

近心移動するのが、

生理学的な原理原則です。

ソレを肌感覚で・判っているから、

私は、ジルコニアが嫌いです。

それにしても、

新海教授は・良い・お仕事をなさったと。

 

 

初舞台だと・

朝の10時から、

上顎第2大臼歯の根管治療。

今、

午後の1時です。

先ほど、

終わったンですが、

レントゲン写真での確認で、

先生、すみません。

1根管・気に入りません。

次回・やり直し・します。

と、申し上げたのです。

ダメなモノは・ダメなンです。

自分の・した仕事でも・です。

陶芸家が、

釜から・取り出した茶碗を、

確認して、

叩き壊す・のと同じ心情ですね。

やり直しを・恥だとは・思いません。

合格点を・低く設定する方が、

私は・恥だと・思っています。

この歳ですが、

まだまだ修行の・最中であり、

毎回・毎回を、

初舞台だと・思って、

治療してるんです。

そんなモンなんです。

芸事の基本

最近は、

美味い店が・見つからなく・なりました。

食べログ・など、

見る気にも・なりませんが、

友人から、

1度くらい、

見るだけは・見て見ては?

と・言われ、

見て、

瞬間に、

見るのを・辞めました。

私の流儀には・合いませんでした。

昔から、

続いている店が・

ドンドン時流に圧されて、

自流を変えた時、

巧さが・消えていく様を・観てきました。

日本独特の家元制度。

この巧さを、

他の業種も、

活かす気持ちが、

芸事の基本だと・思うンですが。

プロフェッショナル

大いに背伸びし、

大いに緊張しながら、

花の大江戸・銀座の【てんぷら・近藤】を経験した娘。

お店の・はからいにて、

娘の席は、

店主の【仕事・手さばき】が・丸見えの所。

で、

帰りには、

壁の池波正太郎画を背に、

店主と並んで【記念撮影】と・サインされた店主の著作。

影響され易い正確を・そのまま・引き継いだのでしょう。

先ず、

店には・細々とした食材の説明資料など無かったわ。

壁にメニューなど・もっての外。

ドコソコ産の食材なんて・野暮な説明書きも、

勿論・無いのよ。

おじさんは、

チラッ・チラッと、

ソレは【恐い】くらい・真剣な【眼】で、

お客さんの・様子を確認してるのよ。

てんぷらの切り方や、

置き方が、

お客さんの・年齢や性別、

例えば、

左利きの方には、

取りやすい所に、

ピシッと、

てんぷらが・置かれてたわ。

お店は満席だったけど、

コロナウィルスの・コの字も、

入り込む【隙間】は・無いわ!

アレが【本物】って・パパが言う処ね。

私なんか、

ご飯を・おかわり・しちゃった。

ご飯は、

絶対に・おじさん自身が、

洗米して、

焚いてるんだって、

嬉しそうだったわ。

そうかぃ!爽快!と、

頷く・私。

歯科医学を学ぶ学生であった若造の私の、

財布は、

親しい大人たち・でした。

歯科医学と・料理道に【共通項】を見つけ、

青年期の私は、

此処の・おじさんに憧れたモノでした。

資格保持者イコール・プロフェッショナルでは・ありません。

プロフェッショナルの壁って、

眼には見えないけれども、

見える人には、

明瞭に・見えるモノなんです。

明るいニュース

根管治療は、

1日に、

お一人・だけに、

限定して・います。

根管治療は、

歯科治療の中でも、

指先の【使い方】が・微妙に異なります。

私の能力的には、

1日に、

お一人・だけが・限界ナンです。

第1回目の治療で、

根管の拡大形成は・ほぼ仕上げて・います。

ですから、

第1回目の治療時間は、

単根で・1時間ていど。

上顎小臼歯で・2時間ていど。

大臼歯になると・3時間は。

ジッと・マイクスコープを覗いて、

右手の指先だけを、

微妙に・動かしてるんです。

傍目からすれば、

ジッと固まった・蝋人形に・見えるかも・しれませんね。

昨日、

ニュースで、

トヨタとNTTが資本提携したそうな。

経済音痴の私は、

即座に、

友人に質問したのです。

いよいよ・本格的に、

自動運転が普通になる街創りが・始まるそうな。

大量の情報が、

大気中を・行き来し、

眼には見えませんが、

その電波によって、

機械が・正確に動き、

人が、

ソレを普通に利用しながら・過ごす事に・なるようです。

眼に見えないモノは・信じない・というのが、

科学的人種の主調で・在ったノでは?

私が治療において最も大切にしている

臨床的【勘】は、

眼に見えないから・客観的では・ないとの批判に対して、

お前に見えンでも、

俺っち・には・見えるんじゃい・

と、心内で叫んでいた・今までが、

報われたような気が・した・明るいニュースですね。

 

朝の日課

私が、甘ったれ・ですから、

犬までもが、

甘ったれ・の、ようです。

夜中に気がつけば、

ベッドの上で、

犬たちが・横たわって、

爆睡中。

窮屈だったのは・そういう事かと。

起床すると、

犬たちも・即座に、

ベッドから・飛び起き、

私の居る・トイレへと・一目散に、

駆けよってきます。

この光景は・お見せ出来る代物では・ありませんが、

私は、犬たちと向かい合って・座っている訳です。

立って・用など・足せません。

ナンにでも・興味を示す・犬たちです。

股間を、

手で、

ポンって・されますと、

私は性別変更しなければ・なりませんから。

用を足したあとは、

それぞれが、

私の身ごしらえを・待ってるんです。

で、

散歩。

私の朝は・忙しいンです。

時・たまには

コロナウィルス騒動の恩恵で、

外出も・ママならず、

書棚の整理整頓に、

昨日は・まるまる1日を費やしました。

ジャンル別に・並び替え。

で、

作者毎に・並び替え。

で、

ついつい、

懐かしい書籍の頁を開いて、

読みいって、

ハッと・きがつけば、

ウトウトしていた自分に・焦って。

コロナウィルス騒動でも・なければ、

こんな・呑気な日曜日なんて・考えラれませんから、

まぁ・これも・いいじゃん・と。

乳房

何年かぶりに、

伊集院静氏の単行本である【乳房】を、

再び、

書棚から・取り出したのです。

最近、

氏は、大きな病から、

無事に回復方向に向かわれている・とのこと。

心から、

ご回復を・お祈りしつつ、

最近の氏の著作から、

キャパシティを越した・仕事が原因ではと、

案じつつ、

鏡を通して、

自分の姿を見つめ直そうと。

この、

 

【乳房】という短編集が、

私は1番・好きです。

本当の彼は、

この本の中に在る【彩】を、

噛みしめて・生きている・真面目な男だと・思います。

自然と、

涙が・頬を流れる、

そんな文章を書ける人って、

人生を・踏みしめて生きてきた証し・ナノでしょう。

 

昭和の男

いつもは、

診療は・午前10時からナンですが、

今日は・1時間・早めての・スタートです。

世間は・3連休なんだ・そうな。

でも、

私に休みは・ありません。

【本当に困った時の・歯科医院】は、

もっか・フル機能しています。

昨夜、

亡き父を偲ぶ・心境にて、

【でべらがれい】、

これ、

新潟の方には?

ナンの事は・ない。

只の【干した鰈】です。

おぼろげながら・記憶に・残っています。

新聞紙を重ねて、まな板の代わりにし、

得意そうな表情で、

この・干したる・情けない姿に変わり果てた

鰈の身を・金槌で、叩いている・父の姿。

表も・裏もなっ。

よ~く・叩いてないと・身が堅いんんや。

で、

七輪で・炙り焼きし、

アチッ・アチッ・と言いながら、

身を割いて・丼の中へ。

そこに・生醤油を注ぐ。

先ずは、

自分が・味見して・

美味い!

で、

どうや?

昨夜、

自分が・全く・同じ所作をしているのが、

可笑しかった。

でも、

何故、

父と私は、

血と血で・洗うような・相剋に・至ったのか?

普通に、

普通の世間一般の・関係が築けなかったのか?

父の位牌を・眺めながら、

互いが、

自分の・ハードルを上げすぎて、

今さら、

降ろせるのが・格好悪いと、

そんな風に・感じて、

にっちもさっちも・いかなくなった・

昭和の男だったンですよ。

てなこと・考えながら、

でべらがれい・を口に放り込む私の、

春のお彼岸の中日の夜は・ふけてゆくの・でした。