何年かぶりに、
伊集院静氏の単行本である【乳房】を、
再び、
書棚から・取り出したのです。
最近、
氏は、大きな病から、
無事に回復方向に向かわれている・とのこと。
心から、
ご回復を・お祈りしつつ、
最近の氏の著作から、
キャパシティを越した・仕事が原因ではと、
案じつつ、
鏡を通して、
自分の姿を見つめ直そうと。
この、
【乳房】という短編集が、
私は1番・好きです。
本当の彼は、
この本の中に在る【彩】を、
噛みしめて・生きている・真面目な男だと・思います。
自然と、
涙が・頬を流れる、
そんな文章を書ける人って、
人生を・踏みしめて生きてきた証し・ナノでしょう。