大いに背伸びし、
大いに緊張しながら、
花の大江戸・銀座の【てんぷら・近藤】を経験した娘。
お店の・はからいにて、
娘の席は、
店主の【仕事・手さばき】が・丸見えの所。
で、
帰りには、
壁の池波正太郎画を背に、
店主と並んで【記念撮影】と・サインされた店主の著作。
影響され易い正確を・そのまま・引き継いだのでしょう。
先ず、
店には・細々とした食材の説明資料など無かったわ。
壁にメニューなど・もっての外。
ドコソコ産の食材なんて・野暮な説明書きも、
勿論・無いのよ。
おじさんは、
チラッ・チラッと、
ソレは【恐い】くらい・真剣な【眼】で、
お客さんの・様子を確認してるのよ。
てんぷらの切り方や、
置き方が、
お客さんの・年齢や性別、
例えば、
左利きの方には、
取りやすい所に、
ピシッと、
てんぷらが・置かれてたわ。
お店は満席だったけど、
コロナウィルスの・コの字も、
入り込む【隙間】は・無いわ!
アレが【本物】って・パパが言う処ね。
私なんか、
ご飯を・おかわり・しちゃった。
ご飯は、
絶対に・おじさん自身が、
洗米して、
焚いてるんだって、
嬉しそうだったわ。
そうかぃ!爽快!と、
頷く・私。
歯科医学を学ぶ学生であった若造の私の、
財布は、
親しい大人たち・でした。
歯科医学と・料理道に【共通項】を見つけ、
青年期の私は、
此処の・おじさんに憧れたモノでした。
資格保持者イコール・プロフェッショナルでは・ありません。
プロフェッショナルの壁って、
眼には見えないけれども、
見える人には、
明瞭に・見えるモノなんです。