これからインプラント治療を受ける患者さんへ その23.


インプラント治療は、今では珍しい特殊な治療法ではなくなりました。

私がインプラント治療に携わって26年になりますが、
そのころから数えて、既に第3世代位の進歩したインプラントが市場に共されています。

インプラントメーカー各社が、それぞれに特徴を持たせた多くのインプラントが市場に出回っています。

インプラント材料については、その研究も行き着く処までいったかの完成された程にまで進歩して、
現状、歯科の研究の関心は、インプラントから、歯の再生へと移り変わってしまっています。

しかしながら、インプラントを取り扱う側の歯科医院側の体制の方には、未だ旧態然とした感を感じざるを得ません。

だからこそ、医院によっての技術の差も大きくなっています。

歯の神経を採る治療、入れ歯を造る治療など、歯科の基本的な治療もキチンとなし得ない歯科医院が
インプラント治療を行った処で、所詮キチンとなされる筈はありません。

インプラント患者さんの集客のために、やたらとハード面ばかり強調して、他の歯科医院との区別化をはかる処は
案外と基本的な肝心処が欠如されている場合が多いようです。

歯科の治療の成功の第1の絶対条件は、治療手順をステップ.バイ.ステップに確実にふんでいく事にあります。

そのような事をふまえると、安易に短期間でのインプラント治療や短時間でのインプラント治療は慎まなければなりません。