大学では、
滅多に昼食を摂る時間もありません。
が、
この時には珍しく。
で、
技工士長の関口君と一緒に、
大学近くの小路を歩いていたら、
ウチの学生でしょう。
数人がペコリと挨拶を。
君ら今時分、何してるの?
先生、試験が終わったばかりです。
ほぉ!
頑張るんだぞ!
で、
少しばかり歩いた処にある豚カツ屋のカウンターに並んでいて、
ガラス窓の向こう側に、
ナンと奴らの姿が。
関口君、ヤバイぞ!
今日の昼飯は高くつくな。
引き戸から入って来た奴らに、
お前たち、
付けて来たな。
笑いながら肯く彼らに、
若い頃の自分を重ねて観ていました。
オバチャン、コイツらの私が払いますから。
そういえば、
先月も、
アイツらに中華料理店で払わされたような気がしたのです。
まぁ、いいか。