高松インプラントセンターを名乗るからには、
当然、
毎日がインプラント治療です。
が、
インプラントは神さまではありません。
インプラントよりも、
入れ歯の方が、
目の前の患者さんの場合には、
適しているだろうと、
絶対に確信できる時、
私は患者さんを説得し、
入れ歯を造ることを薦めるのです。
例えば、
高血圧症のお薬、
特にカルシウム拮抗剤を長期間服用している患者さん。
高齢になっても、
顎の骨の質はスカスカにはなりません。
逆に硬すぎる。
硬い?
じゃあ、良いんじゃないの?
否、否、
チョークのようになるんですよ。
骨の中の血液循環が非常に悪い。
で、
硬いようで、
脆い。
もう、
何十年もインプラント治療に従事してきました。
多くの長期間症例を持っています。
長期間のメンテナンス症例を診てきました。
インプラントをする際の何十年か昔、
この目の前の患者さんの
何十年か後の姿を想像していなかったのです。
私が若かったからです。
患者さんと共に、
一緒に年齢を重ねて、
経過から、
長持ちさせることに、
工夫して今日を迎えています。
また、
私は部分入れ歯の難しさを実感していたから、
若い時分にインプラント治療を採用したのです。
でも、
もう部分入れ歯造りを
恐いとは思いません。
症例の勘所が、
読めるようになったようです。
入れ歯をしたら、
骨が痩せると云う口上で、
ヤタラと、
インプラント治療を推奨する歯科医師がいます。
ソレは、
入れ歯造りの勘所が判っていないと云う事です。
入れ歯の方が絶対に良い症例って、
結構多いと思うんです。
逆に、
私がインプラント治療を行う場合、
ソレは、
インプラント治療の最適応症だと確信しています。