私の仕事は医療ですから、
お越しになられる患者さんは、
いろいろな不安感を持っておられると、
予め、
こちら側は、
心構えて応対する訳です。
でも、
ソレを絶対に相手に悟られないように。
ここが医者の肝心処です。
絶対的な安定感を相手に与えつつ、
包み込むような空気を放ち、
でも、
相手が和むような、
くだけた気分になって、
自分から、
ついつい、
話しをしてしまう。
そういう方向へと誘うんです。
そのためには、
私自身が、
目の前の患者さんと合体する、
融合する、
完全に相手の心の中に入り込む。
その繰り返しから、
初めて、
医者と患者さんとの本当の関わりが始まるんです。
これが自然にできないと、
開業医は、
何をやっても流行らないでしょう。
ここに私の開業術があるんですよ。