治療方法は子どもと同じ


昨日、

患者さんが仰いました。

インプラント治療して頂く積もりで来ましたのに、

納得して、

入れ歯を造って頂き、

とても良かったと思っています。

でも、

今までの歯医者さんは、

インプラントばかり当然のように勧めます。

入れ歯にすれば、骨が痩せるよ。

何度も造りかえないといけませんよ。

ブリッジは支えの歯に大きな負担がかかります。

いずれダメになりますよ。

その点インプラントは云々。

この類いの話しって、

耳にタコができるくらい良く聞く話しです。

私たち歯科医師に必要なことは、

正しい選択ができる眼を持つことです。

治療方法には、

それぞれの長短があります。

それを考慮して、

その患者さんに最も適した治療方法を選ぶこと。

子どもが3人いたとしましょう。

この子が可愛いい。

この子はダメだ。

そんな親はいませんよ。

それぞれの子どもの長短を知り、

躾を行い、

良い処は伸びるようにと。

それが親の自然な姿です。

インプラントが1番。

2番がブリッジ。

3番が入れ歯。

そんな歯科医師なんか、

歯の親と云う感覚がないのでしょうね。

患者さんの話しを聞きながら、

いつも、

そう感じています。

うちの大学の若い歯科医師たちには、

そういう感覚だけは

絶対に持たせないようにしようと。

私たち歯科医師は歯の番人ですもの。