昨夜は午後の7時半に、
吐息も凍るなか、
銀座和光前にて、
待ち合わせのために、
立っていました。
天ぷら近藤へと出向くためです。
これには伏線が在り、
吉祥寺開業の小出 明医師が、
天ぷら近藤に行ってみたいんですが、
予約が採れないんです。
先生、なんとかなりませんか?
後輩歯科医師からの依頼に、
若い時分からの遊び人を豪語する私が
断れる筈はありません。
で、
良いよ。
次の講習会の前日、
採っときます。
てな塩梅に。
そのやり取りを横で聞いていた、
内藤先生ちのスタッフが、
うわぁ!小出先生良いなぁ!
私たちも行きたい!
ねぇ!三枝先生、いいでしょう?
若い女性には凄く甘い私ですが、
若くない女性では在りますが、
内藤先生のスタッフは普段からお世話になりっぱなし。
断る訳にはいきません。
師匠のスタッフを連れ出すので、
一応、
師匠にお伝えせねばと申し上げたら、
えっ!天ぷら近藤!
俺も行きたい!
う~ん、
出来たら家人も連れて行ってやりたい!
承知いたしました、
と返したものの、
近藤の親父さんのド真ん前のカウンター、
6名も採れるんかぃ?
私は内心で、
大いに焦ったのです。
和光前に現れた師匠ご夫妻。
奥方は何をされても綺麗で上品な方ですが、
師匠の出で立ちが、
まるで芸能人のような装いにて
驚いたのです。
御歳74歳。
う~ん?
何処かで観たことあるような?
ないような?
で、
みんな揃った処で、
いざ近藤へと。
天ぷらは近藤。
歯は内藤と云う位の、
当代の名人が、
カウンター越しに向き合っています。
良い絵でしたね。
壁に掛かる池波正太郎先生の自筆の絵も、
霞む位に、
近藤、内藤名人の姿は
絵になっていました。
満腹になり、
小出医師も親父さんから自筆のサインを頂き、
大いに満足の夜を過ごしたのです。
並木通りにて、
ご夫妻をお送りし、
我々は喫茶店へと。
そこで小出医師が、
いや~!旨かったですね!
それにしても、
内藤先生の格好、
アレハ山口組の組長の、
確か司なんとかって人に似てませんでしたか?
あぁ!そうだ!
週刊誌で観たんだ!
確かに、
男前で、
お洒落で、
格好良いんです。
そうだ!そうだ!
と、
爆笑しながら、
内藤先生はクシャミしていたことでしょう。
さて、
今日も1日、
忙しくなりそうです。