歯の全くない患者さんの治療のプロセスです。
これが初診時。
で、
仮の総入れ歯をお造りさせて頂き、
入れた直後のお写真。
今日が、
それから1週間あと。
唇の形の変化にお気付きになりますか?
入れ歯のない時には、
下唇が厚く突き出して見えますね?
総入れ歯をお入れした際には、
逆に下唇は薄かったでしょう?
で、
今日は段々と、
下唇が形になってきていますね?
噛み合わせを変えることで、
唇やほうれい線の形は変わってくるのですよ。
仮の総入れ歯には、
私なりの【仕掛け】を封じ込めています。
これが私の総入れ歯治療には欠かせない
仮の総入れ歯です。
下の総入れ歯の奥歯は平らです。
しかも、
素材にシッカロールを混ぜて、
柔らかい!のです。
それでいて入れ歯方はピッタリと動きません。
動くような入れ歯など
私には造れません。
動かない入れ歯なら、
患者さんの身体は、
楽な処で噛もうと、
自然の摂理です。
初診の際には、
患者さんはどの位置で噛んで良いのか判りません。
それを、
歯科医師が知ったかぶりで、
この位置で!
なんて勝手なことするから、
噛める入れ歯が出来ないのです。
噛めるようになれば、
表情筋肉も使いますから、
発達するのです。
私の患者さんが美人ばかりなのには、
こういう訳があるのですよ。
まだまだ治療の途中です。
最後は、
入れ歯をお使いだなんて事は、
私と患者さんだけの秘密になるのです。